勝手にコラム～音楽編 その１～

勝手にコラム 音楽編 その1 「Vampiregirl」 9mm Parabellum Bullet

‟厨二病全開で踊れるナンバー”

特にAメロの語り口調の箇所、この部分が特徴的である。

‟まるでホラー映画のヒロインみたいに
君が近付けば そこに不運は舞い込んでくる
顔よりデカいティアドロップのサングラスは
涙だけじゃなく 治す気もない不眠症も隠してんだろ”

この部分がかなり厨二病が満載な箇所である。

‟闇に浮かぶ輝きがひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ
それは2つの牙と2つの目
そんな物騒なもの早く隠した方がいい
お前だってとっくに
神の十字架に縛られてんだ”

こちらも語りの部分だが、前段の歌詞より厨二病度が増している。

まるで文学作品でも読んでいるかの様な、言葉の選び方もこのバンドの特徴の一つである。

9mm Parabellum Bullet「CHAOSMOLOGY」「白夜の日々」特集｜菅原卓郎（9mm Parabellum Bullet）×山田将司 （THE BACK HORN）×斎藤宏介（UNISON SQUARE GARDEN）×田邊駿一（BLUE ENCOUNT）座談会 (2/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

上記のリンクは9月9日にリリースされたトリビュートアルバム「CHAOSMOLOGY」の特集記事である。

こちらのインタビューで「恥ずかしがったら負けだと思った」とUNISON SQUARE GARDENのボーカル、斎藤宏介が語っている。トリビュートアルバム「CHAOSMOLOGY」で、ユニゾンはこの曲をカバーしている。

9mmのボーカル、菅原卓郎も「これ、恥ずかしいんだよね」と続けているが、この曲の作詞もしている本人のこの発言を見て、私は思わず吹き出しそうになった。

実際のライヴや動画では、かなりカッコよく決めているが、その裏でこの様な本音が出るとは思いもしなかった。‟あ、あの語りが恥ずかしいのか…” と認識した途端、私はクスッと笑ってしまう。

2014年の新潟でのライヴで演奏された時、突如踊り出すオーディエンスの波に飲まれそうになり、その渦から必死で抜け出した事がある。事実かなり踊れる曲だ。

私自身は踊れないので歌っている。勿論歌う時には、厨二病全開で熱唱している。