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家族で初めての海外旅行の思い出(圓山大飯店)

我が家では海外旅行はブルジョア達が行くものだという固定観念があり、GWやお正月にニュースで見る家族連れの方々へのインタビューは別世界の出来事として見ていました。

しかし、LCCのピーチが就航し国内旅行で搭乗訓練した我々家族もついに、「我々も死ぬまでに海外旅行くらい行ってみようよ」という気持ちになり、3年程前に初めて台湾に行く事になりました。

初めての海外旅行なので安心安全のツアーパックで行けば良いものを、「全て自分で予約したほうが数万円は節約できる」という海外旅行上級者の甘言を私は鵜呑みにしました。

そして「台湾は英語しゃべれなくても日本語だけでOK」という一言も私を安心させました。

早速、LCCピーチで関空⇔台湾桃園空港の航空チケットを予約し、楽天トラベルでホテルを予約して英語もしゃべれない我々は初の海外旅行へと行く事になりました。

ホテルは台湾らしい外観という事で、検索して画像から圓山大飯店というホテルにしました。

圓山大飯店は価格もそれほど高くなく、朝食付きで一人一泊1万円以下で予約する事が出来ました。

確かにツアーパックで予約するよりも安く、さらに旅の自由度や宿泊するホテルのグレードは高くなりました。

圓山大飯店に宿泊した思い出

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空港の入国審査で出鼻をくじかれ、異国の電車などを乗り継いだり、雨の中バスの停留所を探し彷徨い、到着したホテルのチェックインで日本語が通じない等で戸惑いはあったものの無事に予約していた圓山大飯店に到着しました。

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圓山駅からは少し運転の荒いシャトルバスで10分くらいです。到着するとすぐに入口のホテルマンが笑顔で荷物をフロントまで運んでくださいました。

日本語対応OKと楽天トラベルには記載がありましたが、英語しか通用せず片言の英語で苦戦しました。

この時の私はデポジットというシステムも知らずに海外旅行をしていました。

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台北圓山大飯店は、前方は基隆河、後方は陽明山、東は松山、西は淡水河を一望できる14階建て中国宮殿様式が特徴のホテルです。
1952年の創業以来、圓山の中腹に高く聳える、赤い柱と金の瓦の威風堂々たる優雅な外観や、醸し出される豪華絢爛でクラシカルな雰囲気が人々を魅了し続け、中国文化の真髄を伝えるシンボルとなって参りました。
圓山大飯店HPより引用

※台湾では大飯店ホテルを意味しているそうです。

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ホテルのロビー中央に鎮座している巨大なフラワーアレンジメントにも圧倒されます。

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館内のお土産は圓山大飯店のオリジナルグッズが充実しています。

私の行った頃は1台湾ドルが3.5円位でしたが、円安の今では4.5円に上がっています…💦

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いつも家族旅行でもビジネスホテルに泊まっている私たちにとっては美術館のようなものすごいホテルでした…。

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円山大飯店は日本統治時代に剣潭山に建立されていた台湾神宮の跡地を利用して建設された。建設に際しては龍の彫刻を多用し、龍宮との異称を有す。また龍以外にも石獅、梅花をふんだんに用い、中国建築の特徴を前面に出した装飾となっている。
またこのホテルでは地下道の存在も有名である。過去において円山大飯店が政治色が強いホテルであったため、蔣介石総統時代、長さ180mの地下道が建設された。
1963年の改築の際には東西2本の地下道が設けられ、滑り台も設置された。地下道はホテルから剣潭公園と北安公園に連絡している。現在は、予約制で一般に公開されている。
開業当初は世界に冠たる中華民国一のホテルという方針で日本語はおろか英語によるサービスすらしようとしなかったが、現在は経済発展によるビジネス主義への転向と国内外の政情の変化により英語、日本語によるサービスを受けることが出来る。
かつて「ギネスブック」において、1,645平方メートル (47m×35m) の広さのロビーは「最も広いホテル・ロビー」として認定されていたことがある[2]。
wikipedeiaより引用

圓山という地域は、大都会である台北(台北101が遠くに見えます)からは少し離れているのでホテル周辺は自然も豊かです。

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さらに圓山大飯店は高台に建つホテルなので、部屋からの景色(夜景)も眺めがとても良かったです。

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そして宿泊者の朝食券での無料ビュッフェには台湾名物の魯肉飯(ルーローハン)や飲茶等もメニューにあり、夜市や屋台に行かなくても現地のグルメが十分に楽しめます。

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このホテルは私が今までに宿泊したどのホテルよりも、サービスだけでなく、歴史的な価値、スケール感などで圧倒的なものがありました。

もちろん初めての海外旅行で異国感も相まって感動が増幅されていたのかもしれません。

台湾夜市の屋台での食べ歩きや観光や買い物も楽しかったのですが、宿泊したホテルが圓山大飯店だったのが何よりも本当に良い思い出です。

この記事を書いていたらまた台湾に行きたくなってきました。

おわり

初めての台湾旅行記の詳細はこちらをご覧ください。

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