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2018にしのみや甲子園ハーフマラソンに参加した話
秋晴れの日曜日に「2018にしのみや甲子園ハーフマラソン」に参加してきました。
友人と8:30に集合して地下鉄から阪神電車を乗り継いで9時過ぎに甲子園駅に行きました。
駅を降りると既に阪神電鉄の甲子園駅の周辺はマラソンランナーであふれています。
そして阪神電鉄の甲子園駅から徒歩数分でスタート地点の甲子園に到着しました。
スタート時間が迫っていたので、すぐに引き換えハガキを持って参加賞とゼッケンをもらいゼッケンをシャツにピン止めしました。
計測チップをシューズにつけると9:27分です。荷物をゴール地点まで輸送してもらうためのトラックの預かり時間が9:30なのでギリギリです。
急いでゼッケンNoのシールを貼ったビニールに荷物を詰め込み、何とかトラックに預ける事ができました。
記念品は毎年変わるのですが、去年はかっこいいデザインのTシャツだったのに、なんと!
今年はぺらぺら薄い生地のオレンジ色のシューズバッグでした。
すごく残念・・・。
がっかりしながら友人とスタート前のトイレを探しに行くと、甲子園球場内のトイレが全て開放されています。
マラソン大会恒例のトイレの大行列はなくスムーズにスタートラインに立つ事が出来ました。
そしてついに10:00ジャストにスタートが切られました。
我々は最後尾からのんびりと歩いてスタートしました。
スタート地点から暫くは西宮の閑静な住宅街を走りました、普段は車しか走らない道を逆走できる事はマラソン大会の醍醐味の一つではないでしょうか?
しかし一方で道路を封鎖しているので近隣住民にとっては迷惑でもあります。
道中では封鎖中の道路を渡ることのできない主婦と警備の消防士さんが「前からマラソン大会があるのはわかっていた事だろう!」怒鳴り喧嘩をしていました。
喧嘩している二人を余所目に40と大きく背中に書かれたTシャツのおじさんをペースメーカーにキッザニアや武庫川女子大学を抜けて、いよいよ武庫川沿いを北上します。
ここからが風景に変わり映えの無い川沿い苦行ロードの始まりです。
しかし我々は3年の時を経てハーフマラソンの苦行には慣れてきていました。
武庫川の風景を楽しみヘッドフォンステレオでお気に入りのミュージックを聴きながら走るとあら不思議、18kmまであっという間です。
道中のAEDではマラソン大会では珍しくスポーツドリンクが無く、水道水とバナナでしのぎながらも何とかゴールが間近です。
しかしここからの3kmはいつも少ししんどいです。暑さもあってかペースもkmあたり1分ほどダウンしてゴール出来ました。
ゴールしてミネラルウォーター500mlと手荷物を受け取り合流して地元の友人おススメ温泉「クア武庫川」に行こうとグーグルマップで調べました。
しかしゴール地点から「クア武庫川」まで結構な距離です。
スタートは阪神電鉄の甲子園駅なのですが、ゴール地点はJRの甲子園口駅なので相当な距離があります。
足が痛いのであきらめて一番近い駅JRの甲子園口に向かうことにしました。
高級住宅街と名高い甲子園口です大邸宅が並びます。
「どんな人がこの大豪邸に住んでいるのかな?」そんな事を考えながら10分ほど歩いてようやく駅に到着しました。
梅田経由だと混雑しているので、ここからJR東西線で海老江まで行き地下鉄の野田阪神で帰る事にしました。
そして海老江で降りて銭湯を探すと評価4.2の八坂温泉が見つかりました。
この地はパナソニックの松下幸之助が創業した由緒ある街なのです。
住宅街を通っていると大阪府立西野田工科高等学校が見えてきました。正門の前で生徒と先生が怒鳴りあっています。
先生「コラ!戻れ!まだ終わってないぞ!!」
生徒「もう終わってるっちゅうねん!」
どうやらテスト?が終わったから帰ろうとしている生徒と、「15時までは帰ってはいけない」と怒っている先生とのやり取りのようです。
我々は火の粉が降りかからないように、そっと横を通り抜けて八坂温泉に駆け込みました。
「あぶなかった~」
そうしてたどり着いた八坂温泉はまさに砂漠の中のオアシスとも呼べる素晴らしい銭湯でした。
番台のおばあちゃんは編み物をしながら「はい440円ね、ぼくは38番の札ね」と更衣室の鍵をくれました。
まさかこの年になって「ぼく」と呼ばれるなんて・・・
少年に戻った気分でひそかに嬉しさを噛締めて湯船につかりました。
スチームサウナと電気風呂で疲労を癒した我々は福島区のグルメを探してまた街へと繰り出しました。
「駅までの道中で中華料理屋があれば入ろうか」と言って歩いていると北京飯店という中華料理屋さんがありました。
夕方にもかかわらず満席です。
おじさんが中から「どうぞ~空いてますよ」と呼び込みをしてくれたので入る事にしました。
ビールで乾杯と行きたい所でしたが、諸事情によりアルコールを断っているので私は水で乾杯しました。
中華定食780円にもかかわらずボリュームたっぷりで空腹の我々はぺろりと平らげてしまいました。
すると店員の女性が「よかったらこれどうぞ!」と大学芋の飴煮をサービスでくれました。
我々はすっかり福島区が大好きになりました。
「今度引っ越すなら福島区にしよう」そんな事をいいながら岐路につきました。
帰ってからDVDレコーダに溜まっていた隣の人間国宝さんを観ていると知らない間に眠っていました。
今回のハーフマラソンを完走して思ったのですが、何度走ってもこの距離を同じ日にもう一度走りきる自信がまったくありません。
2週間後に控えた大阪マラソンは本当に完走できるのでしょうか・・・
おわり
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