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【オランダ移住】 BSN番号取得

家も見つかって賃貸契約も結べたので、ライデン市役所のアポイントメントを取ってBSN番号(市民番号)をもらってしまおうと思ったのが1月27日くらい。

その時点で空いていた直近の枠は2月6日。
たまたま15:30の1枠だけ残っていたようで、その次の空きは2月8日。

さっそく押さえはしたけど最短で10日後…。
もう少しなんとかならないのだろうか。

毎日チェックし続けて早めの枠を見つけたとnoteに書いていた人がいたので、暇さえあれば予約サイトを開いてみるが一向に空きは出ない。
一方、空いていた2月8日以降のスロットはどんどん埋まっていく。
これは早めるのは無理か。

諦めて2月6日に行くことを半ば覚悟していた昨日(1月30日)、中古家具を探しにデンハーグからライデンに向かっているバスの中でサイトを開いてみたところ、なんと翌日(1月31日)の10:00のスロットがある!

おいおい、嘘じゃないだろうか。
震える手でクリックすると予約できそうだ。
誰かに取られると困るので2月6日の予約をキャンセルせずに別メールアドレスでそのままその枠を確保した。

予約後もまだ半信半疑でいると、しばらくして確約メールが送られてきた。
マジかー、一気に6日も短縮できてしまった。有り難い。

さっそく翌日の今日、万難を排して朝からライデン市役所に向かい、番号札をもらって座っていると3番カウンターにどうぞとモニターに表示された。

3番に行くと50歳くらいの女性が担当のようだ。
用意していたパスポート、INDからのレター、賃貸契約書、Family Certificateなどを渡す。

ドキドキしながら待っていると、INDからのレターを指さして「これは申請しましたというレターだからダメよ。滞在許可(Resident Permit)は?」と聞いてくる。

わたし「え、その滞在許可証を取得するためには先に住民登録が必要だからここに来たんでしょ?」
女性「滞在許可証がないと住民登録はダメよ。先に滞在許可証を取ってからまた来なさい」
わたし「いやいや、賃貸契約書とV-nummerがあれば住民登録はできるはずでしょ」
女性「無理無理。滞在許可証を手に入れてからまた予約して来なさい」

おーい、どうなっているんだこれは。
これまで他の人のブログやビザ取得マニュアルを読んできたけど、ここでこんなことを言われるとか書いてなかったぞ。

パニックになりそうになりながらもなんとか食い下がる。
おそらく間違っているのはこの担当のほうだが、ここで引き下がってしまったら説明のためにまたここを訪れるのに数日、下手したら1~2週間かかってしまう。
せっかく運良く今日の予約が取れたのが台無しだ。

わたし「そしたら何が必要なの?」
女性「INDから滞在を許可するというレターが必要よ」
わたし「RNI(短期滞在許可証)のこと?」
女性「RNI? あなた短期滞在希望なの?」
わたし「いやいや、違うよ。でもINDの許可証って…」

…!
ここでふと気付いた。
この人もしかしてEndorsement Sticker(仮滞在許可証)のことを言っているんじゃないのか!

藁にも縋る気持ちで「パスポートにEndorsement Sticker貼ってるでしょ? それのこと?」と聞くと、パスポートをパラパラして「見つけられないんだけど」とこちらに渡してくる。
ほんと態度悪いなこのお〇さん。
INDはなぜかスタンプが最後に押されたページから2ページほど飛ばしてEndorsement Stickerを貼ったようで、それで見つけられなかったらしい。

そのページを開いて渡すと担当は突然無言に。
やっぱり…それ見落として滞在許可証出せとか言ってた訳ね。

そこからは向こうはほとんど何も言わず、黙々と私のデータの入力作業をやりだした。
おいおい、何か言うことあるんじゃないの?と思ったが、ここでやり込めても一時的にスッキリするだけなのは分かっているので自分に「大人になれ大人になれ」と言い聞かせて黙っていることにした。

しばらくすると、何もなかったかのように「はい、あなたの手続きは終わりね。後からあっちの子がBSN番号を持ってきてくれるからあそこに座ってて」と言う。
もういいや、いろいろ言いたいことはあるけど、こういうタイプには何を言っても無駄だし、またここでやりあうのも疲れる。
平静を装って「サンキュー」と言って後ろの待機場所に戻った。

BSN番号を待つ間、わたしの次には30歳くらいだろうか白人の男性が3番カウンターに呼ばれた。
なんとなく会話を聞いていると、本当か嘘かわからないがわたしの時と同じように書類か資料が足りないと言っている。
男性はだいぶ食い下がっていたが最後はわたしの時と同じ「次の予約取ってまた来なさい」と言われて追い払われた。

うわー、もうちょっと親身になってあげればいいのに…次の予約っていったいいつになるんだよ。

カウンターは4番まであるが、態度がひどいのはこの3番だけで、他のカウンターはみな普通に対応している感じだ。

追い払われた男性の次は白人と黒人のカップル。
こちらも何かが足りないと言われているようで、最後は全く同じく「予約取ってまた来なさい」で終わり。
すごいなこの担当。これで問題にならないんだろうか。
しかも、この女性担当は人の話を聞かずに来た人をどんどん追い返すため、ちゃんと話を聞いて対応する他の担当者たちよりも回転が速く、そのぶん犠牲になる人の数も多くなるという悪循環…。

ブログとかにオランダの役所は担当によって対応のバラつきがひどいと書いてあったけど、本当にそうみたいだ。

奥さんと娘が来たら二人の住民登録のためにここにまた来ないといけないけど、その時はどうか3番カウンターに当たりませんように…。

何はともあれBSN番号取得まで漕ぎ着けた。
明日は借りる家の鍵をもらう予定。
買った中古家具が届くのが明後日だから明後日に鍵もらってもいいけど、何事も早めのほうがいいのかな。電車賃がもったいないけどまた明日もライデンに行ってきます。

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