ピーナツの東京藝大物語-1
思えば、奴は産まれる時すでに固い意思を持っていたそれは月の綺麗な夜が明けるころ
陣痛が始まり朝になって産院へ。
助産婦さんが呼んでくれた先生を待たずに
スルスルーっと出てきたピーナツ。
3650gのジャンボベイビー
予定日がちょうどお盆の頃だった。
院長先生は夏休みでヨーロッパ旅行に行かれると言う。
僕がいない間はM病院(この辺りの総合病院)の先生がお産に来てくれるから心配はないけど
赤ちゃんも十分大きいし、
僕の出発前に促進剤を使って早めに出産してもいいですよ。
臨月の