作曲・編曲⑯
今日からは具体的に編曲について語っていきたいと思います。やはりテーマがテーマだけに、多少なりとも触れないと「看板倒れ」感が否めないですから。
まずは普通の流れでいくとイントロですよね。まあどうしても必要なものではないし、例えば「サビ始まり」なんてやはりインパクトありますよね。
ただ「サビ始まり」が効果的なのも「イントロがある曲」が多いからなんですよ。イントロが流れる、という意識で聴いているからいきなりサビで始まるとインパクトがありますが、全部の曲からイントロが無くなったとしたら、「唐突に始まる曲」ばかりになると思います(笑)。
もちろんサビ始まりだけではなくて、いきなりAメロから入る曲もあります、というか今聴いていて、あ、と思い書くことになりました。
宇多田ヒカルさんの「花束を君に」です。
この曲をイントロがないからダメな曲だ、なんて言う方はそうそういないと思います。
この曲だとインパクトがある、という感じとはまた違っていて、すっと曲の中に意識が入っていく感じですね。
で次に流れてきたのが同じく宇多田ヒカルさんの「真夏の通り雨」です。
この曲もピアノで和音が鳴った後、いきなり歌ですからね。で次に来るのはサビと呼べる部分でしょう。この曲の場合、洋楽に近い要素も感じられるので、厳密な意味で「サビ」と言うのがいいかどうかは分かりませんが、日本語で言うとやはり「サビ」なんでしょう。
こうやって書いてきて気付いたことは「イントロ」を付けない、というのもアレンジの一つの手段だということです。
もちろんその中間的な選択肢もある訳で、極めて簡単なイントロを付ける、という方法もあります。
と考えて思い出したのがmy little loverの「Man&Woman」です。これもやたらとイントロが短いですよね。
イントロというより効果音に近いですから。
アレンジ自体は今聴くと古いですが、特にイントロ名人の小林武史さんがこういうことやるとインパクトありますね。
デビュー曲でこれをやる、というのは余程の自信がないと出来ないと思うんですよね。
エンディングも簡単に終わっちゃうし(笑)。
後、今でも良く聴くLiSA×Uruの再会、ひたすら好きな曲ですが、この曲もAメロ始まりのイントロ無しですね。
恐らくサブスクの伸長によって、この傾向は加速していくと考えています。
何だかイントロの話を書くと言いながらイントロを書かない話になってしまいましたが、やはりどうしても必要なものではない、ということも重要なような気がしてきたので、こんな展開になってしまいました。
すみません。
ただイントロはやはり重要な要素になっている場合が多いので、明日こそはイントロについて書きたいと思います。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。