歌が上手いということ⑪

今日も同じ日のうたコンから。

本題は林哲司さんの特集でしたよね。基本的に林哲司さんで一番好きな曲は竹内まりやさんの「象牙海岸」で、それがないのは残念でしたが、まあメジャーな曲ではないのでしょうがないでしょう。

で、本題です。

上田正樹さん、ダイアモンド☆ユカイ さんと「悲しい色やね」歌ってましたね。

確かに林哲司さんの代表曲の一つなので、まあこの事自体に違和感はありません。ただこの曲、ちゃんとBメロがあるんですよね。「September」や「象牙海岸」とは異なる構造です。まあこの2曲自体、林哲司さん的にも例外的な作品かもしれませんが。

最初は「何これ?」って思ったんですよ。オリジナルのイメージとは全く違っていましたから。

元々上田正樹さん、この曲を歌うことに否定的だったと新聞で読んだことがありますが、やはりオリジナルは好きではないのかもしれない(笑)。

でも聴くにつれ、曲の世界に引きずり込まれていくんですよね。

まあ、嫌いな方は嫌いでしょうが。

自分自身はオリジナルも好きですが、このバージョンも捨てがたいんですよ。

最初はオリジナルに対して否定的にも聴こえるのですが、エンディングに向かっていくにつれ、オリジナルへのトリビュートすら感じられる。

こういう歌を聴かせられるとやはり上手いなあ、と感じます。

まあ曲のサブタイトルが「OSAKA BAY BLUES」だから、この歌い方でもいいのかもしれない。

オリジナルはブルース(っていうか何故ブルーズじゃないのか不思議ですが)、とは縁遠いし、どう歌ってもブルース形式にはならないけれど、多分ブルースって形式の問題ではなく、心の持ちよう的なものを感じる、そういう仕上がりだったと感じています。

あまり精神論的なことは書きたくないのですが、気持ちの大切さを感じさせる歌でした。

こういう歌こそが上手い歌だと考えています。感情をコントロールしながら感情を表出させる歌。

まあ嫌いな方は嫌いでしょうけどね。あの歌い方。

明日からはまたDTMの記事に戻りたいと思います。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。