和声⑮

昨日の記事は消化不良でしたね。すみません。

今日は予告通り、歴史的経緯はどうあれ、何故和声が旋法に依存しているのかについて書きたいと思います。

短調は少し話がややこしくなるため(自然短音階、和声的短音階、旋律的短音階の3つが存在するから)後に回し、まずは長調の話から。

当たり前ですが、長調は「ドレミファソラシド」で構成されています。

昨日、これと同じ旋法であるイオニア旋法が後から付け加えられたものだ、という話を書きました。

ただ他の旋法も構成音が違う訳ではありません。

どの音から始まるか、どの音で終わるかというそれだけの話で、どの旋法も主音次第で白鍵だけで奏でることが出来るものです。

つまり、音階自体は一緒ということです。

で、機能的な和音の基本形はハ長調であれば、全て白鍵だけで弾けます。

つまり和声の基本はこの7音から成り立っている訳です。

もちろん代理和音であればノンダイアトニックコードも出現しますが、あくまでもそれは「代理」。

だから「和声」の裏には旋法がある、ということになります。

ただ、もちろんそこにあるのは「旋法」だけではありません。

明日はその点について書きたいと思います。


ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。