音楽作品制作方法⑨

で、一番の難関である「歌録り」に入る訳ですが、実はそんなに録りません(笑)。

大体録って5テイク位ですね。実際に使うのはほぼ3テイクだけです。でここから切り貼りをします(笑)。

昔は邪道だと思って一切やりませんでしたが(完全一発録り)、プロの現場でも結構使われているんですよね。Billy joelの「Just The Way You Are」のサックスのソロを吹いている方、Jazz界ではそこそこ有名なPhii Woodsという方なのですが、あのソロ、実はプロデューサーのPhil Ramoneという方が3つのテイクを切り貼りしているそうです。

良くそんな方のサックスを切り貼りするなあ、と思うのですが、それは見事な切り貼りで、ハイレゾで聴いてもどこを切り貼りしたかが全く分からないそうです(笑)。

そんな昔の話だと気が遠くなりますが、というより、磁気テープの時代でどうやったらそんな上手く出来るのか不思議ですし、ほとんど神業としか思えませんが、DTMだと音の波形を見ながら出来るので、割と素人でも簡単なんですよね。

技術の進歩、恐るべし...。

で、そういう話を聞いて自分も切り貼りやるようになりました(笑)。でも慣れると結構楽、というより無駄に耳がいいようで、かなり細かい音程のズレまで分かってしまうので、ペコペコ切って貼ってを繰り返すだけです(笑)。割と早い方だと思います、って言っても何の自慢にもなりませんが...。

でもやはりそれでも音程がまだまだなので、ここで音程修正ソフトを使います。自分が使用しているソフトはCubaseの上位バージョンなのでVari Audioという機能が付いており、これで音程修正を行ないます。ここからが苦行に近いです...。



ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。