アレンジの時代性⑳
80年代の洋楽と言えば、この方を抜きに語ることは出来ないでしょう。
Michael Jacksonです。
勿論70年代から活躍はしていた訳ですが、やはり80年代が一番音楽に影響を与えていたと思います。何といっても「Thriller」は史上最も売れたアルバムと言われてますから。Quincy Jonesの功績も大きいとは思いますが。
個人的にはそれほど好きな訳ではないのですが、アレンジに与えた影響は大きいでしょう。というか音楽全体、というか文化まで変えたのかもしれません。
この人が、black musicが白人に自然に聴かれるきっかけを生み出したからです。
もちろんblack musicを白人も前から聴いてはいたのですが、あくまでも「black music」として聴いていたのだと思います。
明らかにMichael Jacksonの場合は違っていると思います。逆に「black」の側からすれば、裏切り者扱いされない作品を制作していたからこそ、普通に聴かれる音楽と成り得た訳ですが。
「Beat It」のイントロ(だけではなく随所で使われていますが)、このギターの音は明らかにロックの音ですから。
根幹の部分では「black music」でありながら、いわゆる「ロックサウンド」的なものを取り込むことによって、これまでの音楽とは違った音楽を作り上げ、これまであった垣根を低くしていくきっかけを作った方と言っていいと思います。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。