作曲の方法論70
「頭の中にないものから創作」するという作曲方法も残り一つとなりました。
「ループ素材」を使用した「オケ先」での作曲です。
そもそも「作曲」というべきではない、という考え方もあるとは思いますが、やはりここまでくるとやはり「ループ素材」を使用した作品について触れざるをえない、と考えます。
自分も正直このようなものはどうかな、とは思っていますが...。
ただ「ループ素材」ってやはり単なる素材ですから、それだけで作品にはなってはいないんですよね。
だから、そこから作品が生まれたとすれば、それは素材とは異なったものであり、やはり「作曲」の方法、ということになるのかと。
正直なところあまり興味もないので今日は簡単にいきます。
長所は
・一定以上(あくまでも一定)のクオリティの作品が出来る
・素人でも曲が作れる
・部分的な使用であれば、自分の「弱み」を補うことができる
短所は
・あくまでも人が作ったものの「組み合わせ」にしかすぎない
・聴く人が聴くと「ループ素材の組み合わせ」ということが分かってしまう
・そこから「新しい発想」は生まれない(クリエイティビティに欠ける)
と言ったところでしょうか。
もちろん、自分の「弱点」を補う、という意味で考えれば役に立つでしょうし、音楽の「民主化」が起きた、という点も否定は出来ませんが、それを突き詰めていくと、人間が音楽を作る必要はない、という話になってしまうように感じています。
まあそれのどこが悪いのか、と言われたら返す言葉もありませんが、やはり自分としては抵抗感がありますからね。
人間として音楽、やってますから...。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。