「秋にひとり」

何で「プロデューサーとは」的な話をしたかと言うと、実は最近ある方のプロデュースをしたので、その前置きでした(汗)。

最初にいたサイトで出会ったこづちさんという方がいらっしゃいまして、最近は音楽活動から遠ざかっていたようなのですが、ここで再開されるので、ある曲のリメイクをしてほしい、という依頼がありました。

元々は他の方が編曲されていたのですが、過去にストリングスアレンジを依頼されてお手伝いしたこともあり、今回の依頼となったようです。

まず原曲のデータをいただき確認したのですが、まず感じたのは「テンポの速さ」でした。ゆったりとした情景が想い浮かぶ作品なので、やはりまずテンポを直さないと感じたので、テンポを落としたものを作成して確認したところ、やはり落とした方がいい、ということになり、まずテンポを落としました。

次に気になったのは、「パート数の多さ」です。弦を5本使っていたので(基本編成+コントラバス)、曲調を考えると、やはり少ない方がいいのかなあと感じたので、まず最低音部を除き、その後で全てのパートをアンサンブル系の同じ音色で使っていたので、まずパート毎にきちんと音色を割り当てないとまずいんだろうな、と思ったのですが、最低音を除くことはやはり「危険度」が高いんですよ。

また、高音部がきつい、というお話だったので、移調をした関係もあり、楽器の音域の制限上、元のパターンではもうダメだろうな、という感じでした。

なのでストリングスのパートは原曲のものを使うのは止め、ゼロベースで作り替えています。

前にも書きましたが、ピアノのトラックがコードトラック的になっていたので、それをチェロのパートにコピペ、2oct.上げて、音をばらして下に張り付けていくやり方です。

ただノンダイアニックコードの多い曲なので(セカンダリードミナント的なコード(必ずしも解決はしないけど)が多用されている)、綺麗に響かせるのは普通のコードより気を使っています。

後はやはりベロシティの設定ですね。PAN振りも原曲より明確にしています。

でイントロの部分が第1バイオリンに当たる音だったのですが、何か違うなあ、というのと、やはり同じパターンだと面白みがないので、そこはフルートに差替えました。

結果的に弦のパートは3つになっています。

まあ能書きはともかく、自分がリメイクした作品なので、まずは聴いてみてくださいませ!。

こちらの曲になります!。

よろしくお願いします!。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。