鍵盤楽器⑫
今日はある意味時代を変えた、と言ってもいいこの楽器(という言い方が適切かどうかは分かりませんが)について考えてみたいと思います。
シンセサイザーです。
とは言っても少し長くなるので、記事を分割します。
何といっても、音楽界に最初に大きなインパクトを与えたシンセサイザーと言えば、モーグシンセサイザーでしょう。
それまでのシンセというのは正直な所、よく分からない楽器だったと思います。
そもそも鍵盤楽器に限られたものでは無かった訳ですから。
もちろんモーグ以前にも鍵盤楽器としての電子楽器は存在しましたが、やはり技術先行で、ミュージシャンに寄り添っていなかったものだったと思います。
それに対してモーグ博士の場合、ミュージシャンと一緒に楽器自体を発展させていったんですよね。
単なる開発者では無かった、ということです。
現にそうして「モジュラー・システム」は作られたし、改良を重ねていった訳です。
この楽器無しにはEmerson, Lake & Palmerの音楽も違うものになっていたでしょうし、冨田勲さんの成功も無かったかもしれません。
もしかすると、この楽器の存在よりも、モーグ博士の音楽に対する姿勢が、シンセサイザーというものを「楽器」にしたのかもしれません。
ちょっと想定よりも短くなりましたが、今日はこの辺で終わりにしたいと思います
ただ、このシンセサイザーについては、いくら書いてもきりがなくなりそうなので、次は時代を変えていきたいと思います。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。