作曲の方法論㉖

そういえばJUJUさん、初紅白ですね。

やはり今回はこの曲を歌ってほしいです。

色々な方が亡くなりました。三浦春馬さんといい、芦名星さんといい...。

芦名星さんと言えばやはりこの曲です。

「奇跡を望むなら...」

本当に亡くなってしまったんですね。

もうあのMV見てると涙止まらなくなります。カラオケで歌っていても泣いてしまいちゃんと歌えません。

だからこそ、この曲を歌ってほしいんです。お二人にもこの曲、届くような気がしていて...。

こう書いていると音楽の話なんて書く気にもなれないけど、でもやはり気持ち切り替えて書きたいと思います。

この曲、どこに特徴があるかと言うと、コード譜を作ると大抵の方の採譜が異なる結果になってしまうところにあると思います。

もちろん、AメロやBメロは違っていることは少なく、テンションノートの記載位の差しか出てこないのですが、サビは異なることが多いです。

コード進行が載っているサイトって結構ありますが、大体こんな感じかなあ、というものもあれば、え、こんなコードだっけ?、というサイトもあります。

サビの半音進行のところが好きなのですが、半音進行になっていないサイトもあるので「え?」っとなるのです。

これにはもちろん理由があります。主にコードを形作っている音がギターとピアノですが、ピアノのコードを弾いている音が小さく、かなり右に寄せて鳴らしているので、そもそも聴き取りにくいのに加え、もちろん同時和音で鳴っている和音もありますが、分散和音も多く、またギターでも分散和音を鳴らしているので、どの音を聴くかによってコードの取り方が変わってしまうからです。

こういう使い方は上手いですね。アレンジ自体がジャズを意識しているので、ピアノなりギターの音の中にテンションノート的な音が多いのも、コードを特定しにくい要因になっていると思います。

自分にはもちろん自分なりの解釈がありますが、多分人のよって解釈がそれぞれ異なっていてもいいんですよ。コード進行は「手段」であって「目的」ではないですから。

ただ「どう聴くか」という耳自体は重要です。前にも書きましたがやはり作曲にあたって、「既存曲の分析」ということは意味のあることですから、その時に確実に重要になります。

ただ本当にこの曲、作詞・作曲・編曲ともEー3という方なのですが、アレンジまでやっていることを考えると、やはり凄いとしかいいようのない曲です。

コードセンスも抜群だし、敢えて低い音から入るサビも効果的だし、ピアノとギターの奏でる音が上手く合わさっていて、それがまたJUJUさんの歌にぴたりとはまっていて、本当に素晴らしい作品に仕上がっています。

この曲が芦名星さんのMVと一緒に流れていると、本当に涙ものです。

現実とシンクロしてしまって...。

ご冥福をお祈りいたします。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。