もう一度だけ...

今日は昨日の流れで記事を書くつもりでしたが、緊急差し替えします。

というのも自分のアレンジ・プロデュース作品が公開されたからです。

まあ一言でいうと宣伝ですが(汗)。

前回に引き続き、こづちさんという方の作品の制作に携わらせていただきました。

この曲は過去作のリメイク作品で、オリジナルの制作時は自分はストリングスアレンジのみ担当していましたが、今回はプロデュース・アレンジ共に手掛けることになりました。

で、オリジナルの音源を改めて聴いてみました。

すぐに感じたのは、ピアノの音が低い、という点です。どうしてもピアノの音が低いと重心も低くなり、どうしても曲が重くなるので、1oct.上げました。

それだけで随分と雰囲気が変わるのですが、そうするとベロシティそのままだと高音が弱くなり過ぎるので、ベロシティ値を変更しています。

基本オリジナルがボーカルととピアノ、ストリングスだけの曲なのですが、転調感をしっかり出したいので、編成は変えませんでした。

でピアノも1oct.上げた以外、少しベロシティを変えた程度で他は変えていません。

理由は単純で、ピアノよりストリングスを聴かせたいからです(笑)。

ただそのストリングス、ほぼ全差し替えに近いことになりました。やはりピアノを1oct.上げた場合、ストリングスがそのままだとバランスがぐちゃぐちゃになるからです。

まずコントラバスはイントロだけ使い、後は一切使っていません。可哀そうですが、作品のためには邪魔になるので省きました。

そうするとチェロが最低音になり、外声部になるのでそこは完全に作り直しになります。やはり外声部は一定の主張が必要になるので、まあ当然のことです。

もちろん、やはり歌モノですから、やはり一番聴かせたいのは「歌」なので、ストリングスのパートも一部削っています。あまり目一杯に入れてしまうと歌を損なうため、これも当然のことです。

結構第2バイオリンが被害を受けています(笑)。

で、今回ストリングスで大きく変えたのは音価です。オリジナルだと、全てのパートが同じ長さなんですよ。

もちろん本当であれば、こんなことをやりたくはなかったのですが、当時はまだDTM音源に対する習熟度が低く、短い音が上手く鳴らせませんでした(涙)。

でも大分自分自身の習熟度も上がってきたようなので、今回はボーカルへの対旋律的な使い方もしています。

って出来て当たり前の話、わざわざ書くような話じゃないけど(笑)。

で今回、こづちさんも意図を理解してくれたのか、オリジナルより全然軽いタッチで歌ってくれています。

まあ、言葉で色々書くよりも聴いて頂いた方が話が早いので、まずは一度聴いてみてくださいませ。





ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。