ミュージシャン②鬼束ちひろ~21

今日はまた元のテーマに戻りたいと思います。

次は「ヒナギク」です。

結構好きな曲なんですよ。

でも先祖帰りしたような印象です。コード進行をとってもⅣーⅤーⅥmの偽終止が頻繁に使われています。

全体的にシンプルなコード進行で、時々スパイス的に使われるコードもありますが、これは恐らく坂本昌之さんが書き換えた部分でしょう。

曲調も以前の雰囲気に戻ったようなイメージで、「陽炎」に近い路線のような印象を受けます。

前作にあった「清々しさ」は全く感じられません。

一時期のようなおどろおどろしさはありませんが。

編曲者が坂本昌之さんに戻ったから、ということでもないように思えるんですよね。

多分こちらの方が鬼束ちひろさんの「色」なのかもしれません。

ある意味聴いていて「安心感」はあるんですよね。

ただこの辺は怖い部分でもあって、ミュージシャンにとって「落ち着いた場所」的なものがあると、そこから変わっていくことが難しくなる可能性があります。

まあ鬼束ちひろさんの場合、どこかに安住することは無さそうですが(笑)。

まだまだこの記事は続けるつもりですが、ちょっと自分が作品を聴くことがなかなか追いついていかなくなっているので、明日からは別の記事を書くかもしれません。

そう言いながら、また明日続きを書くかもしれませんが(笑)

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。