ミュージシャン②鬼束ちひろ~19

すみません、いきなりここで飛びます。「青い鳥」や「This Silence Is Mine」とかは結構好きですが。どちらかと言うとこの辺になってくとマニア感が強くなってくるので。

なんだか少し怖い感じすらしてくるんですよね。特に「This Silence Is Mine」なんてどんどん闇に引き込まれていくような感じです。

あれがマニアにはたまらないんでしょうが。

ただ「あなたとSciencE」は良く分かりません。

まあ、これだけ鬼束ちひろさんについて書いている位ですから、自分自身が既に充分にマニアのような気もしますが(笑)。

前置きが長くなりましたが、今日は「夏の罪」について書きたいと思います。

自分がその曲を聴くために最後に買ったCDです。その後にJUJUさんの「ミライ」を買いましたが、それは特典のDVDに入っている、吉田羊さんと歌っている「かわいそうだよね」のライブ映像が見たかっただけで、曲を聴くために買った訳では無かったので。

まあこの曲も借りようとしたけど、借りることが出来なかったから買ったのですが(笑)。

元々は花岡なつみさんというもう引退された方への提供曲でしたが、その曲を「good bye my love」のカップリングでセルフカバーを収録しています。

久々の羽毛田丈史さんの編曲ということもあり、完全復活と良く言われていました。

素行はともかくとして、音楽的にはずっと優れた作品を生み出している訳で、それはちょっと違うんじゃないかな、とは思いますが。

で実際に曲を聴くと、明らかにこれまでの曲とは違うんですよね。もし仮にダメな時期があったとしても、やはりこれは復活というのとは違うと思います。全然戻ってませんから。

というのもドミナントモーションの使用頻度が明らかに高いからです。というかこれまでも書いてきた通り、鬼束ちひろさんってⅣーⅤーⅥmの偽終止を頻繁に使っていて、ドミナントモーションがない曲の方が多いからです。

これまでこれほどドミナントモーションが多い曲はなかったと思います。

まあ終止形かというと、ちょっと微妙なところもありますが(笑)。

この辺の事情は良く分かりませんが、この曲が元々提供曲だったことが影響しているのかもしれません。

「色」はほどほどにしようとしたのかもしれません。

ただやはりアレンジのせいもあるかもしれませんが、別アレンジのオリジナルを聴いてもやはり「鬼束ちひろ」なんですよね。

まあそんなことはどうでも良くて、本当に好きな曲なんですよね。

歌詞も好きで「どんな果てよりも 貴方は遠い人」という最初のフレーズだけでやられてしまいます。

最近はさすがに行きませんが、少し前まではカラオケに行く度、必ず歌っていましたからね。

原キーで歌って、その日喉が終日不調、みたいな感じでやってました(笑)。

自分的には鬼束ちひろさんの曲で三本の指に入る作品です。


ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。