ミュージシャン②鬼束ちひろ~23

今日は順当に「書きかけの手紙」に行きたいと思います。

多分最初に聴いたのは某国営放送局の「SONGS」だったと思います。

その時は「あれっ?」って感じでした。

ベストアルバム用に書き下ろした曲にしては、そういうイメージでは無かったんですよね。

コード進行もⅤーⅣは出てきても、純然たる意味でのⅤーⅥmは出てきません(Ⅴsus4ーⅥm7という、これまでないパターンが代わりに出現しています)。

元々鬼束ちひろさんって7thコードの使用頻度は極めて低いのに、この曲ではマイナーコードはほぼm7という形になります。マイナーコードの機能を弱めているような印象ですね。

旋律もあまり鬼束ちひろさんにはないイメージですよね。

ある意味異色作と言っていいと思います。

詩も私小説のような印象で、共感を感じます。

評判はいいようですが、曲自体は個人的にそれほど好きな曲ではないです。やや冗長な気がします。もちろん鬼束ちひろさんにとっては6分必要だったんでしょうが、聴き手(とは言っても自分のことですが)にとってメリハリがない6分はちょっとしんどいような気がします。

私小説的な部分がこの長さを生んでいるのですかもしれませんね。

なのでこの曲はこの辺にして、次の曲に行きたいと思います。


ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。