DTM82

で、ようやくこの記事も最後のまとめ、最終回となります。

気が変わるかもしれないけど(笑)。

音楽ジャンルとしての「DTM」がもたらしたもの、それは一言で言うと「音楽の民主化」なんだろうと考えています。

本当にお金をかけることもなく、音楽的な知識もなく、特段の訓練をする必要もなく、顔を見せることもなく、それこそ引きこもっていても、パソコンさえあれば、もっと言うとスマホですら音楽が制作出来てしまう、そういう環境を作りだしたのが「DTM」なんだろうなあ、と感じています。

これってほとんど革命に近いような話だと思うんですよ。何だかミュージシャンって何だか「特別な人」的な意識が「聴き手」のどこかしらにあったと思いますし、実際にそれなりにその内容は様々であっても、何かしらの訓練を積んだ人が多かったと思いますが、そういうものを完全に取っ払ってしまってフラットな世界を作ってしまった、これは凄いことだと感じています。

もちろんその裏にはPCの圧倒的な高性能化であるとか、YouTubeのようなプラットフォームの出現とか、色々な要素がたまたま合わさって生じた、という一面は確実にあります。

ただ歴史が元に戻ることはない訳で、この流れはもはや止まることはないでしょう。

もしかすると、これからの音楽自体を変えていってしまう、それくらいの大きなきっかけになるのでは、と感じています。

実際、DTMでなくても、DAWで音楽を制作し、顔出しをしないミュージシャンが増えている、という現実もある訳で、この流れは加速するでしょう。

特にコロナが状況を大きく変えた、という側面もあると思います。ライブに制約がかかる中、元々YouTubeなりサブスクに傾斜しつつあった世の中が、そのスピードを急加速させていった、というのが最近の流れだと感じています。

人間の行動パターン自体が変わると、なかなか以前のようには戻らないものです。

しかもYOASOBIのような成功例が出ると、やはりよりハードルの高いライブから出てくる人の数自体が減ってくると思います。

もちろんライブ自体が無くなることはないでしょう。おそらく供給も減るので、需要が減っても需給バランスはとれるでしょうから。

ただ、DLが減り、サブスクに移行しつつある現状では、ライブを収入源にしていたミュージシャンも多かったので、そういったミュージシャンにとっては過酷な時代ではあります。

やはりここでもトップクラスの人気は変らず、その下の層がやられるでしょうね。

まあ音楽業界自体が「冬の時代」といってもいい状況なので、この状態は不可避でしょうし、抗えない流れかと。

でも正直これからの世の中、楽しみなんですよね。

やはり変化のある時代というのはいいですね。はっきり言って停滞していたミュージックシーンが活性化するきっかけになったことは間違いありません。

もちろんその前からDTMの流れというのはありましたが、ここまでメジャーになったのはやはりYOASOBIの功績が大きいでしょう。

本当にYOASOBIさまさまですね。

こんな終わり方でいいのかどうか正直分かりませんが、どうやって始まったかも覚えていませんし、基本行き当たりばったりで書いてきた記事なので、合っているのかもしれませんね(笑)。

最初から最後まで読まれた方はほとんどいらっしゃらないでしょうが、こんな記事にお付き合いいただきありがとうございました。

明日からはまた別の記事を書いていきたいと思います。

まだ何の構想もありませんが(笑)。




ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。