作曲・編曲71

で、今日からまた小林武史さん。我ながらしつこいような気もしますが、まあそういう性格なのでしょうがありません。

少し遡りますが、この曲を忘れていました。

「to U」、Salyuさんと桜井和寿さんのデュエット、Bank Bandの作品です。

最初イントロ聴いて、「?」と思うんですよね。

ポコポコしたパーカッションとベース、エレピの音がまず聴こえてきて、え、この曲どっち行くの?、みたいな感じです。ふにゃっとしたギター、ストリングスが入って更に住所不定なイメージ(笑)。

でSalyuさんの歌が始まると、ああこっちに行くんだなあ、というより、ぐっと掴まれるんですよね。

イントロと歌の生み出す世界観が全く違うから、で、歌のインパクトが強いから、実に効果的に歌が響いてくるんですよね。

この曲、イントロだけ聴いたら「何これ」になりかねないんですよ。

その後の「歌」をどう聴かせるか、ということを念頭においたアレンジです。

もちろんその後のアレンジも見事なことは言うまでもありませんし、特にあのサックスが好きなのですが、やはり特筆すべきはこのイントロでしょう。

なかなかこういうイントロを作るのは勇気がいると思うんですよね。

無論あの頃だからこそ出来たのかもしれません。

今ならイントロ聴いて飛ばされてしまうかもしれませんから…。

まあ、この曲、イントロが短いから大丈夫かな。

そこまで考えてやっていたら、やはり凄いですね。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。