音楽における商業性④

昨日、少し触れたのですが、この国の音楽に対する資源の投下の仕方、やはり根本的に間違っているんですよね。

クラシックにお金を使うほど馬鹿げた話はないでしょう。

西洋圏なら分かるんですよ(この場合の「西洋」は東欧・ロシア含み)。

彼らがクラシックを守る、これは比較的普通のことでしょう。

自分達の問題だからです。

でも、それは彼らの話であってこちらの話ではない。

彼らが彼らの文化を守る、これは至極当然の話。

でもクラシックは日本の文化でもなんでもないじゃないですか。

日本にとって、クラシックがどうなろうが知った話ではありません。

自分の考えとしては別に国なんてどうでもいいのですが、逆に言うとこの国はクラシックにお金を使い過ぎ。

この国の政府は「クールジャパン」とか言ってますよね。

でも、実際にここへの投資はほとんど行われていない。

クラシックに対する補助の方が遥かに大きい。

直接的な補助だけではなく間接的な補助もあるから。

別にクラシックが憎い訳でもなんでもないんですよ。

自分自身現代音楽を学んでいた訳ですし。

ただ、本来のあり方からすれば、彼らが金を出して守るのなら分かりますが、それはこの国のやることではない。

もちろん「純邦楽」に対する補助を増やせ、と言っている訳ではありません。

というのも、市場規模が違うからです。

市場規模を考えると「純邦楽」に対する補助金の額の方がウェイトとしては大きいでしょう。

こんなことに対してお金を使うなら、減税するとか国債の発行額を減らす方が遥かに優先度が高い。

少なくとも「クールジャパン」と彼らが呼ぶものに対して資源を投入した方がまだ筋が通っている。

あ、全然タイトルと違った話になってますね(汗)。

明日から出直します…。


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