作曲・編曲㉕

で、次は当然の如く、ラスサビですね。

ここは最大限に盛り上げるところなので、思いっきり盛り上げてください。

特に落ちサビのある曲で、ここで盛り上げなかったら「落ちサビ」の存在理由が無くなりますから、

で、盛り上げるために、音数やパート数や音圧だけでは物足りなくて、常套手段的に良く使われるのが、半音上げ転調です。

ただ、これって確かに転調はしてますが、あまり転調って呼ぶ気になれないんですよね。こんな転調なら誰でも出来るでしょう。

前ある方が「自分が良く使う転調は半音上げ転調です」と言ってましたが、もし本当にそうだとしても、自分なら恥ずかしくて言えません。

で、結構使われる頻度も多いから、ああ最後こう来るのね、としか思われない場合も多いと思います。

YOASOBIが効果的に聴こえるのは、やはり尺が短いからインパクトが大きいんですよ。

後、半音上げ転調の頻度が多いから、もはやそれがYOASOBIのスタイルになっている、というのは大きいと思います。

ただもちろんそれだけでは、やはり「芸の無い」転調になると思います。YOASOBIの曲で半音上げ転調が効果的なのは、やはり他の部分もしっかりしているからであって、ただ単に最後のところだけ簡単な方法で印象付けようとしていないからです。

自分にとっては「またかよ」的な転調です。転調という言葉にするのもおこがましいようなイメージです。まあ転調であることには間違いありませんが(笑)。

やはり安直な発想と捉えられやすいですし、こんな手段でしか曲を盛り上げられないのであれば、そんな曲自体は、書くに値しないと思います。

もちろん半音上げ転調を否定している訳ではないんですよ。実際にYOASOBI好きだし。

ただ、半音上げ転調がないと盛り上げられないような曲なら、所詮その程度の曲、ということです。

というか書いているうちにラスサビの話が半音上げ転調の話になってますね(汗)。

明日はちゃんとラスサビについて書きたいと思います。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。