作曲・編曲60

で、小林武史さん、「真夏の果実」で脚光を浴びるのですが、この時点だとやはりまだ世間一般からそれほど評価はされていなかったんだと思います。

あくまでもサザンのプロデュース、編曲ではやはり主役はサザンですからね。

だからあのイントロさえ桑田佳祐さんが作ったと思っている方が多いじゃないですか。

やはり曲を書いた方が評価されるんですよ。編曲だって大切な仕事なのに。

そういう意味ではやはり周りにとっても、本人にとっても大きかったのは「あなたに会えてよかった」なんだと思います。

基本的にはオーソドックスなコード進行なのですが、随所にスパイスが効いていて、この辺の作り方がやはり上手いと思います。

まあ編曲も小林武史さんなので、間違いなくこの辺も小林武史さんの仕事です。

で、評価されることって大きいんですよ。良く人の評価なんて気にしてもしょうがない、ということを言う方もいらっしゃいますが、それは違うと思います。

音楽を作る上で、評価というのは実は大切なことなんですよ。

どちらかというと主観で語られることの大きい世界なので、客観的な指標がないですから、こういうものがないと自分がどうだか分からない、という側面があります。

もちろんいい評価だけでなく、悪い評価も実は重要で、ここがダメだと分かることも必要なのですが、これはアマチュアではなかなか難しいでしょう。

ただ確実に言えることはいい評価であれ悪い評価であれ、評価されるというのは自分自身を見つめる上で重要だということです。数学のテストと違って点数で測れるものではないですから。

で、やはりプロともなれば、ダメな仕事したら酷評されますからね。

ある意味この作品が無ければ小林武史さんの仕事も変わっていたかもしれません。

そういう意味でやはり大きな作品だったのでしょう。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。