ミュージシャン③Billy Joel~2

次は実質的なファーストアルバムとも言うべき「Piano Man」ですね。

これはやはり表題曲が効いてますね。

この曲があるかないかで、アルバムの印象ががらっと変わると思います。前作と違って曲が多彩な分、逆に散漫なイメージになる可能性もあるんですよ。

で、散漫になりかねないアルバムを表題曲が方向性を示すことによって、統一感のあるアルバムになっているんだと思います。

実はアルバムってシングルを並べるだけではダメで、どう構成するかが重要だ、という側面が強いものなんですよ。

そういう意味で考えると良く出来たアルバムです。

ただ、あのジャケットはいただけませんね。

はっきり言って怖いというか、気持ち悪いというか、なんであんなジャケットにしたんですかねえ。

あと、やはりこの頃のBiily Joelと全盛期のBilly Joelを比べると、やはり曲自体にバラツキがあるし、空気感といったようなものが違うんですよね。

この辺は難しいところだとは思うのですが、まだBilly Joelが「Billy Joel」を見いだせていない、そのような印象も受けます。

どの曲も気が抜けない、という感じではまだないんですよね。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。