ミュージシャン③Billy Joel~8
次のアルバムは「Songs in the Attic」になるのですが、これは飛ばします。
というのも昔の曲のライブ版ベストアルバム的な意味合いが強いからです。だからいいに決まっています(笑)。
なので次は「The Nylon Curtain」にします。
これ、それほどBilly Joel的には売れたアルバムじゃないんですよね。
いいアルバムだと思いますが、やはりテーマが重すぎたのかもしれませんね。
「Goodnight Saigon」はまだ早すぎたのかもしれません。それ位あの国にとってはあの戦争は大きな戦争でしたから。
「Allentown」にしても扱っているテーマは重いです。ただ、この曲で描かれていることが、あの国の前大統領のような存在を生み出した、とも言えるんですよね。
正にここに描かれている風景こそが、あの政権の背景にあったのだと思います。
もう40年前のアルバムです。ただその状態がこれだけ続いてきたからこそ、あのようなとても普通とは思えない変則的な発言をする人に対し、熱狂的な支持を生み出すことになったのでしょう。
それ位マグマのようなエネルギーが溜まっていたということかと。
そういう議論をする場ではないですね(汗)。
さてアルバムに話を戻すとして、このアルバム、「The Stranger」や「52nd Street」のような「派手さ」はないです。「Glass Houses」よりも派手ではない。
ただこのアルバム、以前のBilly Joelにあったような内省的な部分と、大ヒット以降のアルバムのバランスの良さ、その2つを兼ね備えているんですよね。
少なくとも「Glass Houses」よりいいアルバムだと思いますし、自分的にはBilly Joelのアルバムから3つ選ぶとしたら、やはり「The Stranger」や「52nd Street」とこのアルバムになると思います。
「Turnstiles」とどちらにするかは正直迷うところではありますが、やはり「Turnstiles」は曲の出来に波があるような感じがあるのに対し、こちらの方が曲のバランスがいいんですよね。だからこちらを選ぶことになります。
次回はいよいよ最終回です。まだまだBilly Joelのアルバムはありますが、次のアルバム以降(以降なのでそのアルバムも含む)はあまり書く気がしないので…。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。