よも*韓国生活

34歳。韓国生活もいつの間にか八年経ちました。結婚し、現在妊娠中です。韓国の現在、感じ…

よも*韓国生活

34歳。韓国生活もいつの間にか八年経ちました。結婚し、現在妊娠中です。韓国の現在、感じたこと、あれやこれやと記録する場になりそうです。

最近の記事

韓国での産後 #2調理院生活

二泊三日の入院の後、併設の調理院に移動しました。 病院併設ではないところや何千万ウォンと支払うところ、公立の調理院まで色々あります。妊婦さんは妊娠すると色々な調理院を見学してとりあえず契約しておき、違約金が発生する前に一つに絞って解約する、というようなこともよくあるようですが……。 私は最初から病院併設の調理院しか見学しておらず、契約もそこしかしていませんでした。 理由は、退院後に移動するのが大変だと思ったからと、病院併設ということもあって新生児室への回診が毎日あったから

    • 韓国での産後 #1 入院生活

      韓国は通常分娩の場合2泊3日、帝王切開だと4泊5日の入院期間となっています。 もちろん経過によって例外はあると思いますが、私は結構な縫合があり、次の日にも処置があったにもかかわらず2泊3日でした。 1泊目は一人部屋が満室ということで四人部屋に。 保護者は床の狭いスペースにストレッチャーの低いバージョンのようなものを敷いて寝るという結構不便な感じでした。 翌日は一人部屋に移れるということだったのでとりあえずは我慢。 というか、私はもうどこでもよかったです。 疲れていたし、ぐ

      • 韓国妊婦生活#11 出産当日~後編~

        これまた記憶がないのですが、病院にはなんとか無事到着しました。 信号待ちとか冷や汗だったと思います。 病院のロビーに着くとほぼ人はおらず、いつも行列しているエレベーターも私たち夫婦だけが乗る形になりました。 体を折り曲げたりくねらせたりしながらなんとか受付に辿り着き、もう診察時間が終わっているので当直の先生の部屋に案内されました。 初めての出産だけど、これはもう生まれそうだと思ってしまうくらいの痛みで、服を着替えるのも一苦労。 それなのに内診の結果、やはり子宮口は2セン

        • 韓国妊婦生活#10 出産当日~前編~

          五月のある土曜日。 ついに赤ちゃんが誕生しました! 五月に入ってからは出産ってどれくらい痛いんだろうとか、育児はどれほど大変なんだろうかとか、それでなくても思考過多タイプな私の頭が、不安と恐怖と期待とで三倍くらいに膨れ上がっていました。 記録のためにも、出産当日のことをざっと書こうと思います。 39週1日目に入った日の午前1時すぎ。 ベッドに横になっているとぷつっと何かが切れるような音がした気がしてトイレに行ってみると、おしるしがありました。 おしるしの後二十四時間以内

        韓国での産後 #2調理院生活

          韓国妊婦生活#9 我慢の臨月

          臨月も臨月。 38週の検診に行ってきた時のこと。 いつものようにお腹を超音波で見てもらったのですが……。 ここにきて赤ちゃんが急成長していました。 10日前の推定体重から+500グラム。 誤差があるにしても大きくなったことには変わりなさそう…? 少し腹部も大きめかな?ということだそうです。 38週の範囲内には収まっているけど、この急成長ぶりに先生も驚いていました。 「果物とアイスをやめましょう」 先生の言葉でした。 私も夫も、がーん、でした 妊娠初期に大好きだった甘

          韓国妊婦生活#9 我慢の臨月

          韓国妊婦生活#8 エレベーターなしの臨月

          妊婦生活もいよいよ大詰め。35週に入った頃から、私たち夫婦が恐れていたものが始まりました。 それは、以前も書きましたがアパートのエレベーター交換工事です。 エレベーターの箱を新しいものに付け替えるという大がかりなもので、数カ月前から告知があり、不安になりながらも心の準備をしていました。 (一度管理室に相談もしていましたが、やはり大きな契約が絡んでくるので個人の都合での変更は難しく……。体調によってはホテルに泊まることなども考えていましたが、病院にも相談してとりあえずは家にい

          韓国妊婦生活#8 エレベーターなしの臨月

          韓国妊婦生活#7 コングクスが食べたい

          私は10月初めの妊娠発覚から5月末まで、秋~冬~春を股にかけた妊婦なのですが… 真夏を経験しなくてもいいというのは結構ありがたくもありましたが、でも韓国の厳しい冬はそれはそれで辛かったな、とも思います。 まあ妊婦というだけでいつ何をしてもきつい日が多いんですけどね。 特に食べたいもの、食べられるものが限られている人は相当辛いんじゃないかなと思います。 (にんにくがだめになってしまった私は韓国自体が辛かったのですが笑) たまに妊婦さんが使う韓国のコミュニティサイトで真冬

          韓国妊婦生活#7 コングクスが食べたい

          韓国妊婦生活#6 韓国アパート事情

          私は現在アパートに住んでいます。 日本でいうマンションですね。 同じような棟が敷地内に密集している団地でもあります。 私は日本から韓国に来る時、飛行機からこのウエハースの大群のような団地群が見えてくると、あ~韓国だなって思ったりします。 私たち夫婦も例に漏れず背が高く、二十棟ほどのアパートがひしめきあう団地に住んでいます。 私たちが住んで3年ほど、築年数では二十年を越える韓国式に言うと旧築のアパートです。 それでも家の中はリフォームされているので、特に不便なことなく暮ら

          韓国妊婦生活#6 韓国アパート事情

          韓国妊婦生活#5 クラッカー卒業と日本行きへの思い

          妊娠16週目くらいだったでしょうか。 十一月の終わりかそれくらいだったと思います。 ちょっとずつつわりが弱くなっていく感覚がありました。 それまでは夜中に空腹からくる吐き気で起きてしまうこともあり、枕元にクラッカーを置いて寝ていたのですが、この頃からクラッカーが必要なくなりました。 ちなみにこの後私はクラッカーに見向きもしなくなります笑 元々好きじゃなくてつわりのせいで仕方なく食べていたものは、むしろ嫌いになってしまう傾向があるんですかね笑 体重も一時つわりのせいで二キ

          韓国妊婦生活#5 クラッカー卒業と日本行きへの思い

          韓国妊婦生活#4 超少子化社会の不安

          今日は韓国で妊娠して、肌で感じた少子化の原因や生きづらい社会についてのお話です…。 韓国は超低出生率が叫ばれて久しいです。 中流階級がいなくなる、なんていう話もありますし、本当にどうなってしまうんだろうと思います。 男女が結婚して一人も産まないか、もしくは一人しか産まないから、そりゃ人口は減ります。 もちろん二人以上産む人もいますし、ショッピングモールや食堂、産婦人科など子供や妊婦さんはたくさん見かけますが、それはその場所が子供連れに対応している施設だから集まっているだけ

          韓国妊婦生活#4 超少子化社会の不安

          韓国妊婦生活#3 韓国で産婦人科に通う

          日本でも韓国でも婦人科にかかったことはありましたが、産院での診察というのは初めてでした。 私たち夫婦が選んだのは、常駐の産婦人科医が二十名以上いるような、大きな病院です。 婦人科や小児科、不妊治療センターも同じ建物にあり、付属の産後調理院(韓国では多くの妊産婦が出産後にこの調理院で産褥期のケアを受けます)もあります。 診察の流れは病院によって違うと思うのですが、一応記録しておきます。 受付にあるキオスクに私の住民登録番号を入力して問診票を書き、しばらくすると看護師の方に

          韓国妊婦生活#3 韓国で産婦人科に通う

          韓国妊婦生活#2 食べづわり、食べてもアウト

          ベトナム旅行をキャンセル後。 病院は調べておいた大きな産婦人科に赤ちゃんの心臓の音が聞こえる8週目くらいに行くことにして、それまではそわそわしつつもゆっくり過ごすことにしました。 一日、一日と日が経つにつれ、空腹の際に気持ち悪くなってくる感覚がありました。 そのうちご飯を炊く匂いがきつくなり、コーヒーの香ばしい匂いも不快になり、好きで毎日一粒は食べていたチョコが食べたくなくなり、全てが億劫になってきました。 それでも何かしら食べてはいたのですが、ある日の夜、いつも私が作

          韓国妊婦生活#2 食べづわり、食べてもアウト

          韓国妊婦生活#1 妊娠発覚

          私たち夫婦は結構な出不精夫婦です。 夫はアニメやゲームが大好きだし、私も映画鑑賞や読書を楽しみ、ゲームも少し。 友達が全くいないわけじゃないけど多くもないし、その友達もソウルの北の方に住んでいたりして行き来するのにかなり時間がかかるので、それほど頻繁には会えません。 (そもそも類は友を呼ぶなのか友達も結構なインドア派が多いです) 旅行自体は好きだけど、なかなか腰が重い私たち。 一年に一回日本の実家に帰ったり、その時に日本で地方の温泉に行くだけ、という形でも十分満足します

          韓国妊婦生活#1 妊娠発覚

          韓国妊婦生活#0 はじめまして

          韓国生活10年目に入った『よも』です。 住んでいる場所はというと、ソウルの江南から地下鉄で30分ほどのところにある龍仁(ヨンイン)市の北の端っこの方。 韓国留学から始まり、フリーランス、会社員(この辺りで結婚)、退職を経て、現在は子育て中です。 日々様々な不安と戦いながら、夫の助けも借りつつちょっとずつガス抜きもしながら、なんとか暮らしています^^ さて、このブログを書いていたのは妊娠も後期にさしかかった頃です。 超低出生率が叫ばれて久しい韓国での妊婦生活&子育て。

          韓国妊婦生活#0 はじめまして