見出し画像

生活の現実感を失い始めた(2020/9月報)

 どうも。10月といえばnote恒例(?)の逆噴射小説大賞シーズンですが、10月入ってから色々書いても何一つまとまらずドツボの状況なので、先に月報済ませようという感じです。今年入って以来ずっと創作意欲的なものの低下があって、全くお話を書いていなかったんですが、いざ書こうとしてみるとアイデアは出ないわ文章は繋がらないわ、元から大して無かった腕がさらに如実に鈍ったなあという印象。練習の有無はハッキリ出ますね。

 ところで私の職場は4月頃から原則リモートを継続中なので、外出頻度が週2~3程度という生活サイクルが始まって半年が経とうという状況。
 今や私の体にとっては屋外にいて歩いているような状況のほうが珍しいということになりつつあるのか、最近は買い物に出かけた時にも妙に現実感がないというか、妙に浮ついたふわふわした感触のまま漠然と出歩いて帰ってきて……というようなことが多くなっています。

 それなら自宅内での生活ではシャッキリしているかといえばそういうわけでもなく、日に日に仕事へのモチベは落ちるわ部屋の掃除の頻度も落ちるわ朝起きられないわで全然ダメな感じなので、外出云々どころではなく生活そのものへの現実感を喪失している最中なのかもわかりません。

 あまりにも生活サイクルが安定して変化がなくなりすぎているのが状況の一因であることは疑いなく、そうと分かったところで自らサイクルを変えようと思えない程度には怠惰な人種なので、これ冷静に考えると結構ヤバい状況なのでは……。

 そういう意味では通勤出社からくる外部からのストレスというのも、ある種の強制性があるので自分のような人間にはかえっていいのかもしれんな……と思ってしまうところはありますね。もっとも、普通に出社していた時代は通勤とか会社からくるストレスで死にたがってたような記憶もあるので、喉元過ぎて熱さを忘れているだけな感はありますが。どう転んでも生きづらい。

ゲーム

Apex Legends

 9月はもっぱらApexやってました。前スプリットは終了直前に一応プラチナ入り達成、今スプリットも多少時間かければまあ入れるかなという感じで、そこまで遊び込んでいない割には上出来な成績を出せてる感があります。

 とはいえ一瞬入っていた間に体験したプラチナ帯の試合はちょっと次元が違いすぎる感じがしてしんどかったですが、プラチナまで上がる過程は文句なしに楽しめますね。……まさにプラチナ4が適正の人間の感想という趣。
 まあプラチナがしんどいこと自体にそこまで不快・不満も無い(プレイ時間からすれば至極妥当だと思う)ので、あまり入れ込みすぎずに遊べていて結構いい関係を作れているなという感じです。少し前に遊んでいたFPSがタルコフとかいう激重ゲームだっただけに……

スーパーマリオ3Dコレクション

 これは完全にサンシャイン目当てで購入。下記記事に書いたように私は18年前からずっと「マリオサンシャイン」に対して巨大感情を抱いています。

 実際に美しくなったドルピック島の各所を巡って思い出にたっぷり浸って、クリアまで思いっきり楽しんだ上に長文早口記事まで書いて……と、充実した最高の時間を過ごせたので、そこまでで「ああいいゲームだったなあ」と幸せに終了する……つもりではあったんですが、やはり折角今遊ぶなら、10数年来出来ずにいたコンプリートを達成したい……という欲が出てしまった。

 「サンシャイン」自体が割と高難易度なゲームとして知られるゲームですが、コンプリートに要求される青コイン集めの難易度は更に凄まじいもの。しばしば配置場所はノーヒントで、基本的に攻略本やサイトなどに頼らなければ全発見は困難。
 さらに場所がわかったとしても一定以上のアクション操作ができなければ時限に間に合わない、というようなコインもあり、加えてシステム上取得済みのコインの枚数しか分からないため、歯抜けに青コインを取ってしまってどこのどれを取ったかわからなくなってしまうと、ローラー作戦的にステージのコイン配置箇所を1から順に繰り返し見ていくしかなくなります。端的に言ってこれはマジでストレスで全然楽しくない過程。

 最終的には達成しましたが、青コイン集め自体は本当に淡々と消化するという趣が強く、楽しい時間とは到底言えないものでした……。とはいえ自分の中で「最高のゲーム」と呼んでおきながらコンプリートできていない、ということへの後ろめたさは長く心中にあったので、そこにケリをつけたという達成感と感動は間違いなく得られました。この機にやっておいて良かったと思います。

アニメ

プリパラ

 7月辺りから少しずつ見てシーズン1のラストまで試聴完了。終盤はかなり怒涛の展開で熱かったですね。
 基本的に作品のスタンスとしてストレスのかかるような展開や意表を突くような展開は少ないし、仮に衝突があってもラストは満点のハッピーエンドになるのは確実。先の展開だって見ているうちにある程度想像がつくようなものの繰り返しではあるんですが、それでも間違いなく面白いし要所要所でキッチリ盛り上がるつくりになっているのが本当に凄い。

 とりわけ終盤のユニコンの追い込まれようはダメ親ムーブへの報いだとしてもだいぶハードで、演技も相まって引き込まれるもの。ハッピーエンドへの前置きとして完璧な役回りでした。
 またどうしてもクライマックスの展開の印象に引っ張られますが、全体としてはギャグテイストで明るく進行しつづけたアニメでもあったので、そのあたりの緩急もお見事だったと思います。友人が揃って薦めてきただけの内容ではあったなというところ。S2以降を見るかは話数を考えるとちょっと気軽に踏み込めない感じではありますが……

放課後ていぼう日誌

 珍しく当期アニメを試聴。と言ってもシーズン終わりがけにまとめて一気観のスタイルでしたが。これは文句なしに面白かったですね。

 登場人物のバランスや話の流れや展開など、全体としていわゆる「高校部活モノ」的な作品の王道をなぞるような作品ではあるんですが、アニメとしてキャラ同士の掛け合いや展開のリズム感がひたすらに気持ちいい。まさに動画工房の得意分野という感じですね。

 また、全体として凄く真面目で真摯なスタンスで作られているなと感じられる部分が多く、特に部活モノにありがちな開幕の強制入部的な展開に後からしっかりフォローがあったのはとても良かった。
 その他、釣りのマナーや環境系の問題に漁業権などシビアなネタにも丁寧に触れていくし、魚も餌もグロいものはグロい、というあたりをごまかさないスタンスは好感が持てるものでした。
 このあたりは釣り趣味の世間的立ち位置とか、地方自治体・農林水産省とのタイアップみたいな関係上やらざるを得ない、という側面もあるんだろうとは思いますが。

 あとED曲もすごく良かったですね。脈々と受け継がれるジャズっぽいアニソンシリーズ。作曲のZAI-ONさんは名前で調べるとまだあんまり曲作ってない人みたいなんですが何者なんでしょうね。なんかどなたかの別名義とかだったりするんですかね。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった

 タイトル長いなろう系アニメ。観測範囲内で割と好評だったんですが、私自身は元々乙女ゲーというか女性向けカルチャーに全然触れてない人間なのでどうかなあと思っていましたが、実際見てみると割とスルスル行けましたね。凄い名作とか印象に残るとかみたいな感じではなかったものの、安定してそこそこ面白いという感じ。

 一応主要キャラのキャラ設定とか振る舞いが乙女ゲーム要素ということではあるんだと思うんですが、幼少期のトラウマなどから屈折した性格になったキャラが主人公との出会いで……みたいな流れ自体はジャンル問わず広く見られる展開ではあると思うので、乙女ゲーに限定したパロディというよりは広くそういう設定全般に対するパロディとして見られる印象。
 「悪役令嬢」というのも女性向け固有色の強い要素な気はしますが、良くも悪くも主人公がそこに転生した時点で悪役令嬢にもならなければ破滅フラグもそもそも成立しない……という話ではあるので、そのあたりも正直よくわからんかったなという印象はあり。

 ともあれそういう具合でタイトルの要素は本編中では大半ひっくりかえされていて、いかに破滅フラグを回避するかみたいなドラマではなく、ひたすらキャラの魅力と関係性の掘り下げに注力するような割り切った作り。
 実際に各キャラは十分に魅力的に描かれていて、登場している人数の多さにから考えればかなりバランス良く描写されていた印象。特に作品自体が近頃隆盛している文脈での「転生」モノである中で、特定キャラに関してはなんか10何年とか前に流行っていたような前世の縁がみたいなスピリチュアル傾向な「転生」文脈(すごい偏見)を背負っていたのがなんかちょっと趣があって面白かったですね。

まとめ

 まあApexの月でしたね。これと言って大きなイベントとか変わった経験が本当にない月だったので語るべきことがなさすぎる……今月も現時点で特に変わらずなのでよろしくない。
 どうにか何か見出したいところではありますが、いかんせん能動的にイベントを求めに行ける性格でもなければ情勢でもないという部分があるのでなかなか難しそう。当面はこの感じですかね……。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?