[Latria] DOMINAGAMES処女作について

突然だが私はMTGだけではなくボードゲームをいくつか嗜んでいる。
その中でひいきにしているメーカーがDOMINAGAMESである。

様々なゲームを発売しているが、共通しているのはイラストはさることながら、ゲームデザイン性もとても面白い。
紅茶の合間にできるゲームをモットーに、プレイ時間が短く済み、回数をこなすことでプレイングを覚え、スルメイカのような楽しみ方ができる。

その中で、第一作目として世に出回ったのがLatriaである。

古代、バビロニアでは未来を知る為に占星術が用いられていた。
星には神々が宿っており、天界の動向は自らの運命にも影響を与えると考えていたのだ。
そして、ついに叡智を極めた賢者であり、バビロニアの支配階級でもあるカルデアは偉大なる「太陽」、「月」、「北極星」の動きを予見しうる者こそが神の代行者、即ち王になる者であると宣言したのである。(公式引用)

このゲームのモチーフは「占星術」で、システムは「ドラフト」となっている。

山札の上から10枚ずつプレイヤーに配布し、1枚選んで手札に加え残りを時計回りに伏せて回す。
山札の上から1枚出して場札とする。≪蝕(Eclipse)≫が出た場合は出なくなるまで追加で場札を出す。
場札に対し毎ターンプレイヤーは手札から1枚カードを出し、
①3種類のスートのうち、場に出ている合計値が一番大きいスートを確認する。場に4種類目のスート≪蝕(Eclipse)≫が出ている場合、場札と同じスートの数字は全て0になる。
②一番合計値が大きいスートが場札と同じだった場合、そのスートの中で一番数字が大きいカードを出したプレイヤーは場札と自分で出したカードを全て獲得する。場札と同じスートでかつ数字が小さいカードを出したプレイヤーは自分で出したカードを獲得する。
③一番合計値が大きいスートが場札と違う場合、一番数字が大きいカードを出したプレイヤーは場札と自分で出したカードを全て獲得する。場札と同じスートでかつ数字が小さいカードを出したプレイヤーは自分で出したカードを獲得する。
④獲得したカードはプレイヤーの脇に伏せておき、獲得されなかったカードは次の場札の下に置く
⑤手札がなくなるまで(10回)繰り返す
⑥獲得したカードにある勝利点が一番多かったプレイヤーの勝利。

勝利点は下記の通り、
≪太陽(The Sun)≫……2~30のうち2~10は4点、11~20は5点、21~30は3点
≪月(The Moon)≫……12~40のうち12~20は3点、21~30は4点、31~40は2点
≪北極星(Polaris)≫……22~50のうち22~30は2点、31~40は3点、41~50は1点
≪蝕(Eclipse)≫……1,11,21の3枚のみで、1は5点、11は3点、22は1点
高い数字のカードを出すと獲得しやすいが、勝利点は少ない。
低い数字のカードを出すと獲得しづらいが、勝利点は多い。

画像1

このゲームの一番の問題点は国内での再販を行わないと公式回答が来ており、所有している方がとても少ないことである。
当然プレミア価値がついており、私が手に入れた4年前ですら通常価格の2倍の7000円であったが、現在は買取価格が7000円である。そういうことだ。

もし所有している人が近くにいたら是非インストしてもらって遊んで欲しい。私か?私はほぼほぼ観賞用として管理している状態だ。


遊ぶ人がいないわけじゃないぞ?本当だぞ?

※一番よく遊んでいるDOMINAGAMESの作品はPralayaである。インストがめちゃくちゃ簡単で、覚えることも大体書いてあるうえに、何よりチキンレースなのが面白すぎる。一部のプレイヤーが強行に出ると、まあ盛り上がる。

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