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登場人物多く絡み合う:複雑なイエメン情勢【最新英語ニュース】【勉強会レポート】

世界各地の英語ニュースを読んでみようというコンセプトで、だいたい毎週どこかの英語ニュースを読むイベントを開催しています。
今週は2021年2月17日水曜開催、Miekoさんからのリクエストでイエメン情勢について読んでみました。

まずは、どのサイトが良いか探しているときにみつけたのがこちら。

Global Conflict Tracker
https://www.cfr.org/global-conflict-tracker/?category=us

CFR(The Council on Foreign Relations)というサイトで、アメリカの視点から世界の紛争地を見るページを皆で眺めてみました。
アフリカ、中東の紛争が多いのですが、「聞いたことはあるかも」程度の認識の紛争地が沢山あり、世界はあちこちで紛争が現在進行形で起きていると改めて。

そして、紛争ばかりがフォーカスされるイエメンも「良いところ!」という観光情報サイトも眺めてみました。
モスクに料理、ショッピングと美しい場所でいつか行ってみたいですよ。
(参加者の方がその場で調べてくれましたが、現在は外務省によると全土で「レベル4 退避勧告」だそうです)

イエメンツーリズム
http://yementourism.com/


イエメンの記事についてはBBCのこちらのページを読んでみました。

Yemen crisis: Why is there a war? 【イエメン危機:なぜ戦争が?】
https://www.bbc.com/news/world-middle-east-29319423

CFRにもイエメン情勢について簡潔にまとまっているページがあったのですが、最新記事ではなさそうだったのでBBCにしました。(BBCの記事は2020/6)
War in Yemen
https://www.cfr.org/global-conflict-tracker/conflict/war-yemen

気になった単語など

air strike 空爆
devastate 荒廃させる、困惑させる
civil war 内戦、内乱
fuel 煽る、燃料供給する n.燃料
involve 巻き込む、関係する、必要とする

Arab Spring アラブの春
deputy n.代理、副官、議員 a.代理の、副の
jihadist 聖戦に関与しているイスラム教徒
separatist 分離主義者
security personnel 警備担当
corruption 汚職、堕落、改悪、腐敗

champion 擁護する n.擁護者、優勝者、最優秀品
Shia シーア派
rebellion 反乱、暴動
disillusion 幻滅させる、迷いから覚ませる
ordinary 普通の
Sunnis スンニ派教徒
rebel 反逆者、反抗者
take over 引き継ぐ、接収する、連れていく

coalition 連合、連立
erstwhile かつての、昔の
in a bid to しようとして
flee 逃げる、避難する

by regional Shia power Iran 文法的にどういう解釈になるのか分からなかってのですが、Iranの前にinを入れると理解できるという意見がありました⇒[by regional Shia power【in】Iran]
inが抜けてるだけなんでしょうかね。

⇒2020/2/19追記:「by regional Shia power Iran 地域のシーア派勢力であるイラン」だろうという見解を頂きました。
「regional Shia power」の3つが形容詞的にIranに係るという解釈ですね。確かにそんな気がしてきました。

logistical =logistic 1.記号論理学の 2.兵站(へいたん)学の、後方支援の
 昔は「後方支援」という日本語を当てていたが、だんだん意味が変わり・広がってきて「物流・流通」的な意味も持つようになったという話がありました。
日本語でそのまま、ロジ、ロジスティックとか使われますね。いつもなんとなく意味が曖昧だった言葉です。

intelligence 知能、知性、報道、諜報、諜報機関 a.情報の、諜報の
stalemate 手詰まり

meanwhile その間、その間に、一方
dislodge 移動させる、追い払う
siege 包囲攻撃、包囲作戦、しつこさ
ballistic 弾道の、飛行物体の.
carry out 実行する、成し遂げる
seize 掴む、奪い取る

感想など


英語自体よりも、登場人物の多さ、関係性が難しくて読むのに時間がかかりました。
アラブの春を切っ掛けに前のAli Abdullah Saleh大統領、今のAbdrabbuh Mansour Hadi大統領、Saleh氏の親衛隊、シーア派、スンニ派、Houthiフーシ、
アメリカとサウジ、イランの対立、欧州、アルカイダにIS、南部と北部も対立があるとか、
いろんなものが絡んで乗っかって、宗教対立なのか部族対立なのか代理戦争なのか、どこが解決点になるのか、
混沌としていることだけは分かりました。大変です。

アラビア語を読める方がいらして、記事中の写真に出てくるアラビア語のポスターは
「アッラーは偉大なり。アメリカ、イスラエル、ユダヤ教に呪いを、イスラムに勝利を」という内容だと教えてくださいました。
風景の一部としか認識していなかったポスターにそんな過激なことが書かれているとは気が付きませんでしたし、自分が理解できる範囲でしか見えていないのだとも思いました。

では皆さんの感想です。

・イエメンについては何も知らなかったので、Zoomの背景写真はラーメンの写真にしてみました笑
・イェメンは初めて読んだがややこしく、知りませんでした
  
・イエメンてどこだっけ?
 ⇒アラビア半島の南端。中東はまとめて一つのイメージだった
・調べてみると、宗教と思いきや利権の話でドロドロしたところは西欧と同じだとも。
 大国が悲惨な状況を助けられないのは残念
  
・なぜアフリカ、中東が収まらないのか?
 ⇒あまりに部族が多い。部族の中で生きる、それ以外が考えられないのでは
  
・石油があると利権が生まれる
・生易しいことは言えないと感じる
・日本はODA頑張ってるけどニュースにもならないし、頑張ってほしい
  
・イスラム教の英語の先生は「悪いのはイスラエル、アメリカ」「自分たちは100%イスラム教、少数民族はいない」という
 ⇒別の英語の先生はキリスト教で援助に行ってる
 ⇒どちらも若いのに自分の立場からしか喋らない。難しいと感じる
 
・「知らないことは罪、知ろうとしないことはもっと罪」と聞いたことがある。まずは知りたいと思う。

・先日、BBCでイエメンの子供がスナイパーの標的にされる話を見た。
 ⇒ほとんど知らないこと。部分的に聞いたことがあっても、点が繋がらない
 ⇒どう解決すればいいのか分からない。宗教がそんなに対立につながるのだろうか
 
・辛い内容は1人で読むと一層つらいが、みんなで読むと落ち過ぎずに理解も深まってよかった

・仕事でカイロに住んでいたことがある。Red Sea紅海はとても美しいところで遊びに行った
・貧しい国なのに、だからこそか、大変でつらい
・同じ中東でもUAEやカタールは金持ち
 シリアも?イエメンも貧しく、色んな人が絡み、戦わせていて耐えられない
 彼らは何を信じて戦ってるのか、戦わされているのか

次回は


次回は2021/2/24水曜19時半です。読むサイトは週明けに決めます。
聴いてるだけ、日本語の部分だけ参加、などなど自由ですので皆さまお待ちしております!

イベント詳細・お申込みはこちらからどうぞ
https://www.meetup.com/Language-Exchange-%E8%A8%80%E8%AA%9E%E4%BA%A4%E6%8F%9B-with-%E8%8B%B1%E8%AA%9E-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%AA%9E-Meetup-%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E7%A5%9E%E8%B0%B7%E7%94%BA/events/lpvsdsyccdbgc/

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このページはイベントレポート兼、勉強会メモです。参加された皆さんの発言などをまとめて編集しています。
単語の確認は主にhttps://ejje.weblio.jp/サイトを利用しています。
ご意見、ご感想、ご指摘等も頂けますとありがたいです。

Blue Baobab Africa ブルー バオバブ アフリカ。 東京タワーの麓でアフリカとメンタルヘルスと色々のごちゃ混ぜをやっているカフェですがゴーイングコンサーンに疑念しかないので サポート頂けると嬉しいです。