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救われたいのはきっと誰も同じ

ブレないココロを持つことは簡単だけれど、
持ち続けるのはとても難しい。

自分の望むようにだって生きられていないのに、
人の求めるようになんて生きていくのはもっと難しい。

手に入れたいものがあった時に、
自分の感情を抑えてまでもそれが欲しいのかと自問自答する。

自分が揺らぐ瞬間は、ふとした瞬間にやってくる。
予感が確信に変わる瞬間だ。

その黒い波に飲み込まれないように、
その妄想に取り憑かれないように、
足掻けば足掻くほど、振り払えず絡み取られる。

「言葉」は喜びになることもあれば、呪いにもなる。

刺さった言葉を反芻して、大丈夫大丈夫、まだいける、と
自分を鼓舞出来るものばかりじゃない。
何気なく吐かれた言葉がいつまでも脳裏にこびりつき、
それにがんじがらめになって、身動きが取れなくなり、
下手すれば、見当違いの銃を乱射するほどに慌てふためく。

価値観の違いを埋めようとすればするほど、
自分がブレていく気がしてならない。
今までの主義主張まで抑えこんで、
理解しようとすればするだけ、
自分がブレていく感覚だけが増大する。

救われたいのは誰も同じだ。
だけれど
自分であり続けたいのも誰も同じじゃないのか。



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