野崎マドと色々『HELLO WORLD 』感想
こんにちは。しげです。
京都が舞台の『HALLO WORLD』観てきました。
友人から聞いた前情報では『君の名は。』っぽいとのこと。ジャンプ+で連載中の漫画版を読んでいても、まだそんな風には思えない。
やっぱり、自分で観て判断しないとダメですよね!ということで、三連休最終日の朝一で観てきました!
率直に言うと
面白かった!!!!
前評判が微妙だったので、心配でしたが普通に良かったと思います!
ただ、既視感のあるものが色々と溢れてました笑
以下ネタばれ有り
・キャラデザの京アニ顔
・『SAO』の映画で見た先生の目的
・『サマーウォーズ』,『エヴァ』感溢れる描写
・拭えない『君の名は。』感
・野崎マドと色々
キャラデザの京アニ顔
これは勘解由小路さんや一行瑠璃など女性キャラクターを見ればオタクならすぐに「京アニやん!」となるはずです。それほどに京アニ。一行瑠璃さんなんて、『響けユーフォニアム2』に出てた鎧塚みぞれみたいでした。
上映終了後、検索してみるとキャラデザの堀口悠紀子さんは京アニの方とのこと。京都を舞台にしているので、京アニに声がかかるのは当たり前なのかもしれませんね。
『SAO』の映画で見た先生の目的
物語中盤で10年後から来たカタガキナオミが脳死した一行瑠璃を生き返らせるため、仮想世界の一行瑠璃の記憶が満たされてから奪うという場面。これと、似たような事をしようとしたのが近年公開された映画SAOの博士。脳死した娘を生き返らせるため、元SAOプレイヤーにある彼女の記憶を集めて脳死以前の彼女を再現するという計画でした。
若干、異なる部分はありますが脳死した人を復活させるという点では似たような目的ですね。SFなので設定が似たようになるのは仕方ないですね。
『サマーウォーズ』,『エヴァ』感溢れる描写
物語の終盤で、主人公がシステム上の敵と戦う場面がありますが、『サマーウォーズ』でキングカズマがラブマシーンと戦っているみたいな風に感じられました。『サマーウォーズ』もこの作品もヴァーチャル世界での戦いですので、同じような描写になるのでしょうか。僕はああいう戦いが好きなのでとてもワクワクしました(笑)
調べてみると、監督の伊藤智彦さんは『サマーウォーズ』の助監督をされていたそうです。やはり、受け継がれるものはあるみたいですね。
さらに、前の話題に戻ってしまうのですが、SAOの映画『劇場版 ソードアート・オンライン –オーディナル・スケール-』で初監督を務めているそうです。これはビックリでした。脚本じゃないとしても、監督が同じだとこんなにも設定が似てくるんですね。
終盤にはボスが『エヴァ』に出てきそうなな姿に変貌していました。ああいうヴィジュアルの敵個人的に好きです。(変身前の狐面もめっちゃ好みです笑)
拭えない『君の名は。』感
これはもう仕方ないのかなと思います。『君の名は。』以降に作られたボーイミーツガールもの,超常現象が起こる恋愛もの,青春感溢れるアニメ映画などは今後、必ずと言っていいほど『君の名は。』と引き合いに出されます。設定が違っていても、本質は違っていても少しでも似ているだけで勝手に引き合いに出され、『君の名は。』の二番煎じというレッテルを貼られてしまうでしょう。
圧倒的王者の前ではこういう事もしばしば起きるでしょうし、他の作者も『君の名は。』に全く影響を受けていないといえば嘘になるのではないでしょうか。(又はスポンサーなどの兼ね合いで似たようなヒット作を作れと言われているのかもしれませんね。)
最後に-野崎マドと色々-
さまざまな面白い作品の良いところを集めて1つにしたような感じでしたが、面白く纏まったのは野崎マドの手腕だと思います。野崎マドといえば電撃文庫で面白い短編を中心に書いていた人という記憶があります。もう10年近く前になりますが、僕も好きで読んでいました。
そんな彼が脚本ということで、面白いだろうという期待と懐かしさに惹かれて今回『HELLO WORLD』を観に行ったという部分もあります。野崎マドらしいSFでニヤニヤしてしまいました。さすが短編の名手。
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