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anne maeda プロフィール


ざっくり言うと

1967年、東京育ち。
現在はオーストラリアと東京の二拠点生活中。

オーストラリア認定ナチュロパス/自然療法士。

メディカルハーブとホリスティック栄養学の2分野を組み合わせてトリートメントを行うスタイルをとる。

2004年から2018年までオーストラリアで開業、自然療法による健康相談を慢性皮膚疾患を中心に対面で行なってきた。

2018年以降は再診のクライアント様のみ継続し、オンラインでの活動に移行する。

心身にさまざまな不機能を持つ人たちとの参加型ワークショップ『ナマケモノの栄養学』と『プラントベースの料理教室』をシドニーで年に2回開催。

東京では2008年から現在まで、ガーナ産フェアトレードシアバターを輸入販売するマザーアース(有)のプロモーション・ディレクター&アドバイザー。

マザーアース主催の自然療法セミナーは、東京で不定期に開催。

たまに外部イベント&トークへの参加、ライティングも行う。

極度の方向音痴で、地図を片手にどんどん迷う。

迷った先で割といいことが起きたりするので、これは才能と解釈することにしている。

21歳の雄猫を飼っている。

ちょっと長め

経歴

日本: アメリカペンシルバニア州テンプル大学日本校教養学部中退。
オーストラリア: Nature Care College(Sydney, NSW) 卒業。
Australian Traditional Medicine Society認定ナチュロパス N0:17015

留学するに至った経緯

子供のころから植物や精油が好きでアロマセラピーに興味があり、その延長線上でアラサーでオーストラリアの大学に入学して、自然療法を専門的かつ包括的に勉強しました。

大学では、栄養学、西洋薬草学(ハーバルメディスン)、ホメオパシー、リメディアルマッサージ、そしてリメディアルマッサージを4年の間で学んで、自然療法士(ナチュロパス)になりました。

留学を決めた時点では、将来何をしたいのか決めておらず、むしろ人生でやりたくないことをよく考えて、消去法でオーストラリアに決めたように思います。

社会人になってからの毎日の満員電車通勤、会社における実力やスキルと関係のない年功序列・性差・学歴格差がついた給与体系、仕事内容と働く時間が自分で決められない等は、自分の人生にじわじわと侵食するマイナス要素に感じていたかもしれないです。

人生で一度くらい損得考えずに、本来好きなことに没頭してみたいと思い、たどり着いたのは子供のころから好きな香りと植物の世界でした。

同時に、アロマセラピー以上の植物療法の可能性をより探求してみたい気持ちが強くありましたし、生化学の知識に基づいた癒す食材と食事療法はセルフケアの要だとも感じていました。

そこで、西洋薬草学とホリスティックな栄養学を同時に学べるシドニーの自然療法専門大学に留学することに決めました。

オーストラリアは気候も良くのんびりとした国だし、勉強は大変だったけれど助け合える同級生や先生に恵まれて、本当に実りある学生生活を送ることができました。

私にとっては居心地が良すぎて、人をダメにするソファーみたいな国です。ほんとに。

卒業後にしていたこと

シドニーの学校を卒業後は、休業する2018年まで約15年にわたり、栄養学とハーバルメディスンをバックグラウンドに、オーストラリアで対面の個人コンサルティングを行ってきました。

ナチュロパスは、会社組織で正規雇用される場合を除いて、基本的に個人事業になります。

自分は独立開業をNSW州とQLD州でそれぞれやっていたこともあれば、シドニーの大きなクリニックに所属して開業していたこともあります。

いちどナチュロパスになって開業の条件が整えば、国内どこへ行っても同じ仕事ができる気楽さがある仕事です。

反面、日本では同じように出来ないどころか職業自体も存在しないので潰しはききません。

そんな理由もあり、オーストラリア定住と仕事の継続が自然の選択となりました。

日本でしていたこと

せっかく学んだオーストラリアの自然療法を、日本の人にも知って貰えたらいいなという気持ちで、日本に帰国した時は自然療法によるセルフケアのセミナーを行うようになりました。

日々の生活の中で役立つ健康知識をサクッと学ぶことのできる一話完結の講座で、少人数でのんびりとやっていました。

当時は、自然派健康料理づくりが得意な知人に頼んで、その時々のテーマに合わせた食材で美味しいランチも作ってもらっていたのです。

参加者の皆さんと団欒しながら食事をいただくのは自分も楽しいし、ランチセミナーは大好きな仕事でした。

そして日本の生徒さんとの出会いにより、繋がる楽しさだけでなく、日本人にあった食事法の大切さを実感するようになりました。

対面コンサルティングからオンライン診療へ、そして自分自身のエイジング

COVID19が始まる一年前の2018年から、対面での新規コンサルティングをやめ、オンラインで再診のみ受け付けるようになりました。

それまではオンライン診療は開業の賠償責任保険対象外だったのが、このころから対面でなくとも補償してくれるようになったのです。

また、自分が更年期に差し掛かるタイミングで、精神的なスタミナの減少を実感するようになり、以前のように多くの症例を受けることが難しくなりました。

年齢とともに身体が変化することを、自分自身の疾患から痛感するようにもなりました。

今までクライアントさんの痛みをわかっているつもりでわかっていなかった。

知識はもとより臨床においての想像力や応用力を広げるために、もっと学ばなければという思いに駆られるようになりました。

また、自然療法を知ることで防ぐことができたり軽減できる症状はたくさんありますので、たくさんの方に知ってもらえたらいいなと思うようになりました。

その延長で心身にさまざまな不機能を持つ人たちとの参加型ワークショップ『ナマケモノの栄養学』と『プラントベースの料理教室』のふたつを不定期に開催するようになりました。

いろんな疾患を持ちながらも、それぞれの健康に近づきたい人たちのために、覚えやすく役に立つ栄養学の知識や、簡単においしくできるプラントベース料理のコツを提案してきました。

現在

2023年の夏に、家族の理由で日本に住むことになり、自分的に大きな変化を迎えています。

日本でも、個人コンサルティングをしてほしいという依頼もあるのですが、規制の違いはもちろんのこと、日本で入手可能な薬草とサプリメントの質や値段等、オーストラリアと日本では大きく違いがあるため、同じようには開業できない難しさがあります。

なので、様々な制約があるなかでも自分ができることは何なのか、人に喜んでもらえることはどんなことなのか、日々考えながら企画を立てたりしています。

マザーアースでのお仕事と個人の仕事を、できる範囲でやっていけたらなというスタンスです。

そんなわけでお仕事の依頼も大歓迎です。

未来のことはわからないけれど、いま手にしているものやこと、素敵な人間関係、いま感謝できることを大切に毎日過ごしたいと思っています。

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