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はじめての雪中キャンプ2021


去年から、キャンプを始めました。

夏、秋、初冬と経験し、なんと今回は大寒波の中、生まれて初めての雪中キャンプに挑みました。
もはや生還できるかどうかの瀬戸際、最低気温-12℃への挑戦でした。

しかも思い付きだったので、なんでわざわざ大寒波の中?バカなのかな?と自問自答しましたが、野生の血が騒ぎ始め徐々に熱気が高まっていきました。


目標は、風邪をひかずに生還すること。

戦闘態勢は、-60℃まで耐えられるというTHERMOSの手袋、超極暖のヒートテック、貼るホッカイロ(足の裏用も)、貼らないホッカイロ、セラミックヒーター(一酸化中毒にならないように)、電気毛布、エヌウォーム毛布で整え、出陣。


キャンプ場に着いてまず驚いたのが、私たちのテントの区画は雪がこんもり積もった状態の場所だったこと。

雪をならしてテントを立てる場所を作るところからのスタートでした。

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スコップで雪を掘って、かんじきで踏み続け、靴で踏み続けて地を固めて、

それだけで一時間以上は経ったと思います。やっとのことで場所が出来上がりましたが、達成感を感じたのもつかの間、キャンプはここからが本番なので、テント張り作業を開始。

今回はテントはレンタルしたので、これまた初めてのティピーテント(アメリカの先住民が住居として使っていたテントに由来するそう)を選んでみました。

頭が尖った、おしゃれで可愛らしい形をしております。

雪にペグがなかなか埋まらず、テントの安定性もなく、中のポールが邪魔で寝床の準備が滞り、朝になると埋めたペグ上の雪がガチガチに凍っており、今後は引き抜くのに苦労しました。
けれど、アメリカの先住民…ではなく、北欧のムーミンの世界を彷彿とさせ非日常感を味わえました。


隣のキャンパーさんからは、蒸したあんまん、唐揚げをおすそ分けしていただき、気持ちがありがたくて、美味しくて、温かい気持ちになりました。


夜はまたまた初のスウェーデントーチ。
きこりのろうそくっていうらしいです。

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暖かくて、幻想的で、最高に感動です。ずっと見ていられる。

薪は多めに準備したので、
夜は長く焚き火が楽しめ、朝にまで持ち込めました。

水はタンクに入れて置いていたのですが、夜も深まると気温もどんどん下がっていき、いつのまにか水が凍っていました。

冬の大敵は結露!!とどこかのキャンパーさんが言っていたので完全に暗くなる前に、外に出しておいた不要な物は車やテント内に避難させ、片付けを楽にする工夫もしました。
-12℃も、外にいる分には対策のおかげか寒さはそれほど感じませんでした。が、夜はテントが風邪で揺れ、結露のついたテントが頬に触れ飛び起きたり(借りたティピーテントは中が狭かった…)、寝返りが打てずに起きたりと熟睡は出来ませんでした。

ご飯は簡単で温かいものを、と鍋にしました。鍋スープの素に沢山の野菜ときのこ、挽肉を投入。担々麺味だったので、しめに中華麺を買ったのですが、鍋にそのまま投入し湯切りをしなかったので、麺がどろっどろになってしまい、失敗。

気を取り直して、そのあとはデザートとしてマシュマロを焚火で焼いて食べました。

朝は、ご飯はクッカーで炊き、レトルトカレーをお湯で温めて食べました。

朝日を浴びながら雪中で食べるカレーは、小学生の時のスキー教室で食べたカレーの味でした。



初めてづくしの雪中キャンプ2021は、私を少し逞しくさせてくれました。

そして、度重なる試練を乗り越え、パートナーとの絆も深まったと思います。風邪をひかずに無事に生還できたこと、自分達を誉めてあげたい…!!

しかし課題はまだまだ残ります。

テント設営や寝床の寝心地のおかげで、身体の疲れと痛みが翌朝残ります。


コット(組み立て式の寝台)は失敗したからこそ、次からは絶対自分でできる!!
寝床の準備も出来るようになり、イワタニのガスバーナーも、風よけも使えるようになり、出来ることが増えて、幸せです。


本当に、疲れる毎日だけど、今回のキャンプでとっても癒されました。

今後はキャンプご飯についても、noteしていきたいと思います。

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