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「できる」と「続ける」

利用者Yくん。
一人暮らしをしているのだが、お風呂が苦手。
彼は一人で、お風呂に入ることは、できる。
習慣として、お風呂に入ることを、続けることが難しい。
気がつくと、一週間に1度の割合の入浴になる。

自立、ということを考える。
彼が一人でできることを増やしたいと思う。
私は彼と一緒にやってみて、「できる」ことを見つける。
そうすると、あえて距離を置き、彼に一人でやらせてみる。
そうやって、完全にできるようになることが「成長する」だと思っていた。

彼が病気になり、一週間入院したときに、考えた。
放置する、ってことは、楽な考えを正当化しただけで、根本は解決していないんじゃないか。

育てていこうと思うなら、「できる」ことを認識しつつ、一緒に取り組みバックアップし、何かを彼が自分で「気づく」まで手をかけることが大切ではないだろうか。

誰しも、誰かに見てもらって、ある程度の評価をしてもらったほうが、嬉しいと思う。
利用者さんたちの中には、親にうまく育てられなかった境遇の人がいる。
なおさら、見守りって必要なのかと思う。
「できる」を「続ける」に変えるための見守り。

今日の歩数は、8,127歩。
明日から4月。
おやすみなさい。

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