自由で期間限定無料の Gemini API で遊ぶ(画像認識もできるし悪口も言わせられるぞ!)
Gemini って知ってますか?
めちゃくちゃ適当な説明をすると Google の ChatGPT みたいなもんです
それの Gemini Pro っていう中ボスぐらいのやつのAPI (なんかプログラムとかで呼べるやつ)が公開されたんですが、なんとこれが正式リリースまでの期間限定で無料で使えます
ので、今回はこれを使って遊ぶ方法を共有させていただきたいと思います
まず試す
試すのはとても簡単です
Google アカウントは全人類持っているという前提で進めます
Google AI Studio ( https://makersuite.google.com/ ) を開いてください
すると利用規約への同意画面が表示されます
もちろん聡明な皆様におかれましては、まずこの利用規約を熟読されると思います
熟読後に一番上のチェックボックスにチェックを入れて利用規約に同意し、右下の Continue を押してください
2個目と3個目のチェックボックスのことは気にしないでください
Continue を押したらもう使えます
とりあえずチャットしてみる
やっぱり一番馴染みあるのはチャット形式なのでまずそれを試します
右下の Write something the user could type になんか書いてみましょう
するとすかさず返答が帰ってきました
わずかに様子がおかしい気もしますが、簡単に使えることがわかりますね
ちなみに返答が気に入らなかったら右上の✨を押したら再生成できます
超簡単ですね
画像認識を試す
Gemini Pro は 画像認識も出来ます
ただ、現時点では Chat 形式に対応していないようです
なので今度は + Create new から Freeform Prompt を選択してみてください
そして画面右の Model を Gemini Pro Vision に変更しましょう
この状態でなんか適当に真ん中のところに画像を放り込んでください。
画像に関して聞きたいことも添えたのち、画面下の Run を押してみましょう
こいつ日本語も結構認識するのですごいです
フィルター弱めて遊ぶ
で、まあここまでは普通の使い方なんですが
やっぱりどこまでお行儀が悪いことができるかに挑戦したくなりますよね
当たり前なんですが、Gemini も ChatGPT と同様に過激な発言や危険性のある発言、性的な内容やヘイトスピーチ的な発言はブロックされるようになっています
が、Gemini はそれぞれに対するフィルタリングを調整できます
デフォルトでは中程度のフィルターがかかっているので弱めてみましょう
画面右の 🛡️Safety settings の Edit safety settings を押し、全部のスライダーを左側に動かしてみてください
するとちょっとだけ寛容になります。
でも全然余裕でブロックされます。かなしいね
じゃあ全然遊べないじゃねぇか!そう思われた方も多いと思います
ご安心ください。このフィルターをさらに弱く設定する方法があります
それはこの Google AI Studio を使わずに直接APIを呼び出すことです
Google AI Studio では上の画像のように Block few (ちょっとブロック) までしか設定できません
しかし、自分でAPIを呼び出せば Block None (ブロックなし) に設定すること
ができるのだ!
そのためにはまず以下のようなプログラムを書きまして…
って書いても試す人ほぼいないと思うので Colab で試せる環境を作っておきました
内容は下みたいな感じです
# pip install -q -U google-generativeai
import google.generativeai as genai
GEMINI_API_KEY = "ここにAPIキー"
genai.configure(api_key=GEMINI_API_KEY)
model = genai.GenerativeModel('gemini-pro')
response = model.generate_content(
[
'ここになんかプロンプト'
],
safety_settings=[
{ "category": "HARM_CATEGORY_HARASSMENT", "threshold": "BLOCK_NONE" },
{ "category": "HARM_CATEGORY_HATE_SPEECH", "threshold": "BLOCK_NONE" },
{ "category": "HARM_CATEGORY_SEXUALLY_EXPLICIT", "threshold": "BLOCK_NONE" },
{ "category": "HARM_CATEGORY_DANGEROUS_CONTENT", "threshold": "BLOCK_NONE"}
]
)
print(response.text)
Google AI Studio の左上の Get API Key から Create API key in new Project を押すとAPIキーと呼ばれるものが発行されるのでそれをAPIキーの欄に入力して使ってください
ただし、このAPIキーはパスワードみたいなもんなので絶対に外部には漏らさないように!
これで一番フィルターの弱い状態で答えてもらえるようになりました
適当に試してみましょう。
フィルターが外れたからと言って基本的にはお上品ぶった発言しかしないので、適当にロールプレイさせて性格を改変してあげてください
ちなみにこの設定にしてもさすがに過激すぎると普通にブロックされます。
BLOCK NONE とは一体…
ちなみに理由はよくわからないんですけど
画像認識の方を使うと判定がガバガバになって割となんでも答えてくれるようになります
あと一応注意なんですが、返答をブロックされるような要求をめっちゃしまくると Google アカウントに傷がついてなんか問題が起こる可能性もあるのでそれだけは気を付けてね!
Discord Bot 作って実践してみた
と、ここまでやってせっかく無料なのでなんか作ろう!
Gemini の自由な悪口を言えるという特性と画像認識ができるという機能を生かそう!
ということで Discord Bot の 不良くん を作成しました
彼は画像や自分宛てのメッセージに対して、ワルとして返答してくれます
ちなみにこの不良くん
めちゃくちゃ適当に作ったので無限ループ起こして1時間ぐらいずっと一人で悪口言い続けてました
みんなもボット作るときは気を付けよう!
無料でよかった!
不良くんは 弊動物園 Discord サーバー の #なんでもいいよ にいます
気になった人は来てみてね!
まとめ
無料期間終わらないでくれ!
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