見出し画像

青年海外協力隊を受験します。4

徒然なるままに描き続けたら、受験までの経緯だけでもう4回目!

驚きですな。

一回で終わらせようと思ったけど、日々の仕事で疲れたり書くのに飽きたりして途中で公開したりしてるからもし読んでる方がいたら読みにくくてごめんなさい!

とりあえず前置きはこの辺にして、では続きを!



出願期限当日に僕は担任に職員室に呼び出された。

「だいすけ、受験日はいつにしたんだ?」

僕が受ける大学は受験日を選べる形式だった。

「2日目です」

「2日目?お前絶対1日目に受けろ!」

心の中でそんなの無理だよって思ったのでこう言った。

「もう、振り込んじゃいましたし。」

「普通こういう受験制度は初日が受かりやすいんだ。なんとか日程増やせないか?」

「うちにそんなお金ありませんよ。」

先生は少し考え込むと、「わかった。戻っていいぞ」と言って職員室から出るように促した。

しばらくするとまた呼ばれた。

「だいすけ。これで受けてこい。」

最初僕は言われている意味が分からなかった。

「どういうことですか?」

「1日目俺が出しておいたから。お前行ってこい。」

先生が授業の合間に1日目の受験料を振り込んでおいてくれていた。


そして、受験を終え試験結果発表の日。

この日は担任と結果を見ることになっていた。

ネットを開き、結果発表が行われるURLを打ち込みその時間をまった。

緊張で手と足が震えた。

受からなかったらどうしようというとんでもなく大きな不安があった。

そんなことを考えていてもその時間は嫌でもやってくる。

ついにその時がやってきた。

「先生、開きます」

「おう。」

受験番号を打ち込み、クリックする。

・・・あった。

静かな空気に包まれていた職員室が二人の喜びの声で響いた。

本当に嬉しかった。ただ合格していただけでなく。

先生が出してくれた1日目で受かっていた。

体が今まで感じたことのない嬉しさで震えた。

先生と飛び跳ねて、周りのことなんて一切気にせず喜んだ。

あの時の感動を思い出すと毎回熱いものが込み上げてくる。

当時の感情は喜びだけだったが、今は頑張ってたなと思える。

一方、2日目は辞退待ち。

先生がいなければ本当に合格していなかった。

おそらく落ちた時点で夢を追う気力がなくなってしまったかもしれない。

本当に感謝だった。

一人の生徒のために、夢見る若人のために先生はできる限り以上のことをしてくれた。

だからこそ、ここまでしてくれた先生を裏切ることはできない。

卒業前に親と挨拶に行くと

「夢叶えるの楽しみにしてるからな」と言ってくれた。

これが最後の理由「約束」。

この3つが純粋に協力隊を受けようと思った理由。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?