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第7回公判 青山医療大麻裁判を終えて

昨日の被告人質問では、大麻取締法が国際条約に違反しているという点で訴えさせていただきました。

『1985年に最高裁で、大麻は有害で大麻取締法は違憲ではない(合憲)という判決が出て以来、憲法13、14、22、25、31、36条に違反しているという主張はずっと退けられてきました。

しかし、この最高裁では嗜好用の大麻について争っており、医療大麻は一切触れていません。

つまり、医療大麻の是非を問う最高裁の判決はこの日本ではまだ出ていないのです。

まず、厚労省が大麻を有害とする根拠は、アメリカの麻取(DEA)が1970年に制定された『規制物質法』によって、「大麻は肺ガンになる危険性や幻覚を見る危険性がある」という情報によって規制している事実を元にしていました。

しかし、政府が嘘の情報を流してはいけないという法律があり、最近になってASAというアメリカ政府機関がそのことを追求し、DEAは大麻を有害とする根拠から規制物質法の中身を削除し、今は有害とする根拠が無くなっています。

日本の大麻取締法も有害とする根拠がなくなり、法律だけがただ残り、何の根拠もないデタラメな法律でいまだに違反者を厳重に処罰している現状はおかしい。

中川裁判長は覚醒剤事件を多く担当しているのでご存知と思いますが、有害性が高いとされる覚醒剤やコカインなどの薬物は全て日本で臨床試験を経て、その有害性を認めて規制しています。

しかし、大麻取締法は国内で全草の臨床試験さえも認めておらず、その有害性も海外の研究を理由にしていましたが、現在はその理由さえもなく、全世界で大麻は害よりもベネフィット(有益性)の方が遥かに大きいということが常識となってきており、様々な病気に効果があるというエビデンスもどんどんと発表されています。

次に、憲法と同等の効力がある国際条約において、1961年に制定された『麻薬に関する単一条約』で様々な薬物を規制していますが、薬物を医療目的で使う場合、規制の対象から外すことを明記しています。

つまり医療大麻は国際条約で認められているわけです。

しかし、日本の大麻取締法第4条の2項、3項で、大麻から製造された医薬品の使用を認めていません。

これは、国際条約違反であり、大麻取締法は直ちに無効であることを主張いたします。

私は医者ではありませんが、全国の病で苦しむ人々のために大赤字で大麻を配り続けてきました。

現在の医者は、精神疾患をよくわかりもせずに、向精神薬や睡眠薬を簡単に処方して、その薬は全く効かないどころか、どんどん状態が悪化し、死に至らしめる原因となっていることを実感しています。また、非常に強い依存性があり、一度服用すると止めれなくなり、どんどんと落ちていくしかないのです。

私はその方々を救うために障害福祉事業を立ち上げましたが、様々な病気の方が大麻によって回復していく事例をたくさん見てきました。

その患者の方々の言葉も過去に証拠提出しております。

私は逮捕されるのも覚悟の上で、大麻で多くの命を救い、大麻の素晴らしさを啓蒙活動してきました。

中川裁判長にお願いします!

私を無罪にして下さい!

私が無罪になれば、日本でも大麻解禁に向けての議論が起きるのです。

カナダ、マレーシアと、解禁になった国は全て、私と同じように病気の方々へ大麻を提供していた方が、司法判断により無罪になったことがきっかけで解禁に向けての議論が始まっています。

大麻は、精神的な病、癌などの免疫力低下により起こる死に至る病、糖尿病、アルツハイマーなど、様々な病気に万能に効く強力な薬です。
そしてその代わりになるものはありません。

栽培することで環境を保全する効果もあり、今すぐにでも大麻を日本で復活させることが、この日本を救うことにつながります。

今は正に転換期であり、世界中でグリーンラッシュが起きており、大麻によって経済が潤い景気が良くなっています。

アメリカは下院で、連邦法で完全合法化にする法案が通っており、来年中に完全合法化になる可能性が高いです。
そして、それは必ず日本にも影響してきます。

その時までに日本で大麻を受け入れる土壌が整備させていなければ、これまでのように知らないうちに海外資本に全て持っていかれて、高額の大麻を買わされるようになり、日本は依然と搾取され続けることになるでしょう。

私は日本独自の自生大麻を品種改良することにより、世界に通用する医療大麻の品種を生み出して広めてきました。

日本の自生種を今すぐ守り研究していかなければ、ボヤボヤしていると全て海外資本に持っていかれて、せっかくの景気回復チャンスをみすみす逃し、更に経済は低迷して行くことになるでしょう。

この裁判の判決は、この先、低迷している日本を復活させるか、沈没させるか、それくらい重要な判決です。

裁判官の皆様に良心に従った審議をして下さるようお願いいたします。

このような内容を主張させていただきました。

司法からの判断の場合、法律で崩して行くしかないということで、大麻活動家の第一人者である大麻堂の前田先生のアドバイスの元、『麻薬に関する単一条約』を元に医療大麻について論理展開させていただきました。

私はあらゆる大麻活動家にお会いしてお話してきましたが、なぜ日本で大麻解禁がこんなにも遅れてしまったのかということを痛切に感じています。

それは結局、大麻活動家というものはもともと反骨精神の塊のような人ばかりで、また、大麻成分は全く入っていないのに「ヘンプビール」と称して売り出して儲けたり、「道産子大麻を撲滅せよ」とか訳のわからないことを言い出したりする輩もいて、誰かを批判して蹴落とす方々ばかりで、ほとんど協力体制がとれていないことが原因の一つでしょう。

本気で大麻を解禁にしたいと考えるなら、1人では絶対無理で、皆と協力していかなければ成し遂げられない大きな岩戸です。

まずは、大麻活動家自身が、自分は果たして大麻に見合う人物なのかどうか、自分が広まることで大麻のネガティヴイメージをポジティブに変換していけるかどうか、そのように肝に銘じて大麻を発信しなければならないでしょう。

誰もが魂の成長の途中だからこそ、この地球で切磋琢磨しているのだと思います。

麻開きを志す麻道という道。

これは、様々な困難を乗り越える覚悟で、SEVAという無性の愛を発揮し続けて行くことで開かれる道だと思っております。

大麻解禁という大欲のために、自己の小欲を見つめ直していきましょう。

私も常日頃、世の中を変えるためには自分自身を変えるしかないと、常に自分自身をアップグレードしていくことを意識しています。

人々の意識が大麻に見合うようになった時、大麻は自然と広まっているのではないでしょうか☆彡


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