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[L&F]19 "鉄紺"踏み出せば、その一足が道となり、その一足が道となる。 <CRANKBROTHERS EGGBEATR 2 & SHIMANO CT5>

ペダルと靴の話

鉄紺のペダルは現在 MKS SYLVAN TOURING に MKS CAGE CLIP HALF を付けたのを組んでる。
いい感じ。くるくる回る。
ただ、わしわし漕ぐ時にちょっと力逃げてるかなーちゅ感触があって、まあ主に靴の問題だた思うんだ。わりかしソールの硬めなノルディックウォーキングシューズ使ってたんだけど、まあ歩くための中じゃしっかりしてるかもねちゅ程度で、チャリで踏ん張りゃ結構ぐにゃる。
これを改善するには靴装備換装しかねなと。
んじゃどうせチャリのために換装するならチャリ用に作られた靴にしようと。んじゃ更にどうせならペダルもビンディングにしちゃおうと。そゆ話す。

ビンディングペダルちゅなスキーみたいにカチャンとパチンと靴がハマるよにできたペダルで、いや正確には靴底に付けた金具がパチンとハマるよにできたペダルで、靴が固定されるから一所懸命漕ぐ時に足の踏む位置なんかに気を使わんでよくなる。まあそれなりのデメリットはあるんだがそれは後述。
あと金具とペダルと靴の互換性ちゅのもあって、そこそこ下調べは必要になる。そんな手間かかるのがちょっとめんどい。
でもおもしそうなんでね、使ってみよかなと思って。

ペダル

鹵獲した。

CRANKBROTHERS EGGBEATER 2 ゆいます。よろしくね。

エッグビーターて読むんだけど、泡立て器のことね。料理道具の、カシャカシャするやつ。形が似てるからちゅことらしいす。確かにぽい形してる。2本並べると電動のやつぽくねすかw

昔、初めて見た時に「…ナニコレ?棒だけじゃん。踏むとこねじゃんよ。」て思ったのよw
まだビンディングペダルなんて何かカチャって履くのがあるらしいよー程度しか知らん頃でさ、色んなのを色々見てる時にこんなん見たらそう思うじゃんさ。
ほんで解説とかレビュー読んでみたらなるほどなと。
見た目も仕組みもシンプルでかっけーし、軽いし、いいじゃねすかと。
それでずっとマークしてたのよ。
ほんで今回ビンディングにしよかなと。んじゃエッグビーターだなと。そして今に至ると。
そゆ話。

2は何かちゅと、モデルナンバーちゅたらいいのかしら。松竹梅みたいな感じ。
下から順に1、2、3、11の4段階ある。
1はお安いんだけど一部簡略化されてたりちょっとだけ構造が違ったりする。2、3、11は構造と形状はほぼ同じ。特に2と3は一部の素材がクロモリかステンレスかくらいでほとんど同じ。11はチタンが豊富に使われててモデルナンバーもお値段もぐっと跳ね上がるw
ちなみに重さは1、2、3はそれぞれ290g、285g、280gでほとんど差はない。
これ2本合わせた公表値ね。
11は179g。やっぱ11は色々と段違いだぁね。

今回2選んだのは、簡略化とかされてない中でお手頃価格なのと、鉄紺がクロモリフレームだから何かちょっと関わりあるかなちゅこじつけw

ほいじゃ開けましょ。

ぱかー。
出てこーい。

ずるーん。
ちなみに箱の窓的なとこに透明なのついてねす。丸出し。

四角いとこに小袋が隠してあった。

入ってたものは、上から
説明書、クリートとボルト、ペダル本体、ステッカー。

説明書は、まあ色んなリンクを書いた紙すね。今時なやつ。

本体に寄る。
全部丸出しでよく見えるのに、よくわからんw

さらに寄る。
マクロモードでもピント合わんくらい寄ってみた。
だから何。としかならんかったw

軸の車体側?内側?に刻印ちゅのかしら。モデルナンバーとメーカー名が彫ってある。
たぶんレーザー刻印よね。キリッとしててかっけーす。

軸の外側にはメーカーロゴちゅかマークちゅか、そゆのが彫ってある。いや彫ってはねなwこれは鋳型…?切削でやったんかしら。こっちもレーザーせんかったのは何か理由があるんかしらね。

もっかい根元側ー
この2本の違いは何でしょかー
ちっちっちっちっち…
…ちーん!!
正解はー
ネジ部の上の円盤状になってるとこに左のだけ1本線が入ってるでしたー!!
これがオフィシャルな「こっちが左用ですよ」ちゅ目印だそな。
英語版本家マニュアルの横の方さらっと書かれてる
わかるかーいw

計量ー
279.6g
公式が280gだから充分精度高いよね。
さあペダル本体はこんなもんで。

クリート

これがクリート。
靴底に付ける金具。
大きく分けて2種類。ロードバイク用に使われる3つ穴のSPD-SLちゅのと、MTBに使われる2つ穴のSPDがある。
そしてそれぞれペダルメーカーが自分のペダルと噛み合う専用品を出してる。メーカー同士の互換性はないと思っていい。
これが中々にややこしい。
クランクブラザーズは2つ穴対応のみ。ただし外れる角度の違いとかで全部で4種類くらい出してる。またまたややこしいw

これはペダルに付属する「スタンダードリリースクリートキット」ちゅやつだな。金色のが真鍮製のクリート本体。たぶんペダルが鉄やステンレスだからダメージないよにより柔らかい真鍮なんだべね。すり減ったらクリート替えなさいよと。その方が安いですよと。消耗品ですよと。ちゅても1ペア3千円以上すんだけどねw

黒い十字の板はシム。クリートの高さ足りんときはこれを下に挟み込みなさいよと。黒い2つ穴の小さめの楕円の板はワッシャーすな。ネジとクリートの間にかます。

クリートに寄る。
こいつはLとRが刻印されててわかりやすい。ペダルとは違うw
ただし以前は「左側だけポッチが打ってある」方式だったらしく(古いマニュアルに書いてある)、その頃の会社のデザイン思想がそゆスタイルだったのかもしんない。
ちなみに左右は明記されてるけど前後はない。どっちでもいい。
さらにちなみに、左右は明記されてるが、わざと入れ替えてセットすることでリリース角度を変えることができるよちゅ公式裏技がマニュアルに書いてある

そして忘れちゃいけない「シューシールド」。
これは付属じゃねくて別売り。
こゆ細かいとこでちまちま課金要求してくるよねーw
やだやだ。
こいつはペダルの付け外しの擦れダメージから靴底を守るためのシールド。
必須ではねんだけど、おいら的には必須にしときたいアイテムなのよねー。

ぱかー。

ぱかー。
…説明書すらないw

こんな感じで少し反ったステンレス板が2枚。
靴に当たる方の面には滑り止め?ズレ止め?に細い溝がマス目に刻んである。
1mmもないけど曲げようと思ったらかなり力が必要。しっかりしてる。
当然曲がったら困るから限界は試さないw

これらを靴底に組み付けるわけだ。

これが今回使うことにした靴。
SHIMANO CT5」ちゅやつ。
シマノのチャリ用靴んなかでもカジュアルに振ったモデル。
スニーカに寄せたデザインで、降りて歩くことも考慮してある初心者向けモデル。
靴底の硬さはシマノ独自の係数で2。ちなみに12段階ある。つまりトップクラスに柔いw
ちゅても触ったら履いたらわかるけど、普段の歩く用の靴とは比べもんにならん硬さよ。ちょっと体重かけたくらいじゃ反りもねじれもしやがらん。
2でこれなんだから一番硬い12のガチレース用のやつてどんなんか想像もつかんw

あと紐は付属のでねくてバンジーコードに換装してコードストッパーで留めてある。こうしとくと微調整いらんしほぼスリッポンにできる。楽だし便利。
あと反射材編み込んだるから夜間視認性増量んなる。安全。
ただ今回4mmの使ったんだけど3mmのがいいわ。たぶん穴は3mmで設計されてる。通すの結構苦労した。

行きつけのチャリ屋でたまたまセールやっててサイズ合わせてみたら行けたので即鹵獲。8割引きくらいで買えたんじゃねかしら。らっきぃ。

靴底。
普通のスニーカーにはないフタ的なのがネジで留まってる。

取る。こんにちわー
溝が2本とネジ穴が4つ出てくる。
つま先側かかかと側のどっちか2個を使う排他的二択。
その人ごと足型の違いや力の入れ方にクセや好みがあるから好きな方を選ぶ。

組んでみましょ。
シールドがあるからシムいらんよねきっと。

がしーん。
できたー。

母指球の真下に当てたくておもっきし内側に寄せた。

でっぱり具合を真横からチェック。
写真じゃジャストよかちょい引っ込んでるくらいかしらね。
肉眼だとほぼジャストに視えるさ。

さあ下拵えも済んだんで組み付けよかね。

換装

今まで頑張ってくれてありがと。

取れたー。
クランクキャップのとこ傷だらけななスルーしてね。いつか書くかもしれんし書かんかもしれんw

装着ー。
何の問題もナシー。
めでたしめでたし。

ありがとう旧ペタル

外したSILVANを計量。
248.7g
ほほう。

2つ合わせて496.7g
Eggbeater2にして半分くらいになったちゅことね。
すごいねー。

寄ってみたり。

引き目にしたり。

向こう向けたり。

横から撮ったり。

反対からも撮ったり。

ここのスペーサーね。
純正が気に食わんくて結局KITACOのオートバイ向け汎用のアルミスペーサー入れたんだっけ。

キャップ傷だらけだなw
今度のオフシーズンに開けてベアリングのグリスアップ挑戦してみっぺかしらね。まあ工具買わんとならんから鉄紺の整備済んだ後に余裕あったらだけどなw

ちゅこて今まで鉄紺を支えてくれたSILVAN TOURINGは今後クロスに装備して頑張ってもらおかね。いいペダルだからね。

換装後の話

えーーーーーっと…
この記事を書き始めたんが4月中旬?で
今、8月入ってますよww
何してたんだかw
もうキング・クリムゾンとかの話じゃねよねw

なので使ってみての話も書くさ。
3ヶ月?4ヶ月?乗ってみて…

結論。よいです。

・ペダル回すのに踏ん張らんくていい。
何ちゅたらいいんだべか。
ペダルが足に金具でくっついてるんで、頑張ってぐるぐる回すぞーちゅ時にペダルと足が離れんよに気遣いする必要がない。
おいらたまーになるんだけど、何かでタイミングずれてペダルを置いてきぼりにするとかペダルに追い越されるとかなったことねすか?ない?おいらだけ?おいらが下手糞なだけ?ならいいですこれ以上詳細は語らんw

・足の位置が変わらんのがいい。
足の位置がちょっとずれると力の入れ易さとかかなり変わるんでね。最初にセッティングすりゃいつでも同じなんで気遣い不要。あさっきと被ったw

まあこの2つに尽きるしょ。
これはビンディングペダル全般のメリットだぁね。
まあ他に興味あるペダルないから試す予定もねんだけどねw

一応デメリットも書いとこ。

・フラットペダルよかお金かかる。
ペダル単体でどうにかなるのと、ペダル・クリート・靴の3つを揃えんと成立しないちゅ差があるからね。
ペダルも色々あるけど、靴も種類多いしそんなにお安くない。
おいらは運良くセール品買えたけどね。他の未経験者に気軽に薦められん。
あとクリートね。靴に付ける金具ね。それなりの消耗品のくせに3千円とか平気でしやがるw

・コケる
まあね、足とペダルくっついちゃってるからね。意図的に外さんとくっついたままだからね。慣れん頃はコケるのよ。
ちなみにコケてもくっついたままよw
ちなみにおいらは今までに3回コケてるw
1回目は換装時のお試し&練習で駐車場で外し損なって。
2回目は出撃中にいつの間にかクリートのネジが1個脱落(MIA)。気付かずに赤信号だし止まるぞーて外そうとしたら足首なんぼ捻っても外れず。もうこれ以上捻ったらドラゴンスクリュー並に足ぶっ壊れるぞちゅくらい捻っても外れず。信号が迫ってくる。故にこうなったらいっそのこと己の手で…とギリ邪魔具合が少なそな路肩の草むらにゴロンと。ステンと。ガチャンと。
それからコケた状態で外れる方の靴外して、くっついたままの靴脱いで、立ち上がって、片足裸足状態で工具出して、力技で靴外して、原因チェックして、わかったから応急処置して(大して出来てない)、出撃中断して帰ることにして、とはゆえ小樽までは来てたから峠は越えて、チャリ屋寄って、チャリ屋でも一通り脱いだり力技したりして、事情話してネジ1本買って(シマノはそゆ買い方できる)、その場で付けて、帰ってこれたと。まあケガせんくてよかったよかった。
3回目は全然別の出撃で、信号で止まろうとして、ボケっとしててビンディングなこと忘れてて、足着こうとして当然くっついたままで「あ」ガチャンw
シンプルに恥ずいやつw
ビンディングなこと忘れるくらい靴がフィットしてたんですねちゅことにしとこかw
まあどれもスキーの基本の「危ないと思ったら自分から尻もちつけば安全ですよー」みたいにもうダメだちゅとこで自分から倒れてったからね、ブレーキで止まってから倒れる感じにしたから擦り傷ダメージはねんだけども、ちょっと恥ずいよねw

まあそんな感じでガチャンガチャンゆいながらもだいぶ慣れて回せるよになってきてるからね。換装してよかったさ。

けどまだまだ

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