5月22日新日本プロレス大阪府立体育会館~現地観戦記~
どうも。
大阪府立体育会館に新日本プロレスの試合を観に行った感想を書こうと思います。
これまでニュージャパンカップやG1クライマックスは観に行ったことがあるのですが、ベストオブザスーパージュニア(BOSJ)を現地観戦するのは初めてでした。
今回も前の尼崎大会の感想文と同じく、印象に残った試合を中心に感想を書いていきます。
※以下、敬称略とさせていただきます。
試合前
印象に残った試合と言いながら試合前の話になります…(笑)
試合開始前にフランシスコアキラのBOSJ欠場が発表されたのですが、その途中に高橋ヒロムが入場してきました。
この日、ヒロムはアキラとの公式戦がありましたが、アキラの欠場のため試合がなくなりました。
それでもリングに立って会場を盛り上げるだけでなく、アキラへのエールも忘れないヒロムの姿勢は本当に流石だなと思いました。
第3試合
BUSHI vs 金丸。
この二人といえばBUSHIは毒霧、金丸はウイスキー。
二人がこれらをどのようにして駆使するのかが楽しみでしたが、試合は開始早々から金丸がBUSHIの膝を攻め立てて優位に立ちました。
金丸の凄いところは膝殺しをその試合通じて徹底することで、この試合でもレフェリーのブラインドをついてウイスキーの入った角瓶でBUSHIの膝を殴りつけていて、流石だなと思いました…
ウイスキーの噴射にこだわらず、今回は角瓶で殴って徹底的に膝を痛めつけることに専念したわけです。
しかし直後に四の字固めに入ったところでBUSHIの毒霧を浴びてしまい、そのままMXを喰らって逆転負けとなりました。
BUSHIの毒霧は現地で観るのは初めてなのですが、今回の噴いたタイミングは見事だなと思いました。
BUSHIの開幕3連敗からの善戦はもはやBOSJ名物ですが、毎年出場を続けているだけでも素晴らしいと思います。
第4試合
ドリラモロニ― vs KUSHIDA。
僕はまたプロレスを観るようになってからバレットクラブのウォードッグスとハウスオブトーチャーにハマっているのですが、生で観るとモロニーはジュニアの中でも規格外のパワーと筋肉だなと改めて思いました。
試合ではKUSHIDAが会場から悲鳴が漏れるようなレベルの腕殺しを決めていました。
特にコーナーポストに執拗にモロニーの腕をぶつけるのはゾッとしました…
KUSHIDAはWWEに移籍する前はあまり好きではなかったのですが、改めてプロレスを観るようになってからは好きになってきてます(笑)
僕自身も歳を重ねて彼のように関節技や一点攻めをする技巧派のレスラーが興味深く思えてきたんだと思います。
しかしKUSHIDAがハンドスプリングの体勢に入ったところをモロニーが捕まえてそのままドリラキラを決めてモロニーが勝ちました。
ドリラキラ、説得力が凄いですね。
本当に迫力のある技です。
第7試合
エルデスペラード vs クラークコナーズ。
試合前から二人のバックステージコメントやTwitterなどで荒れそうな予感はしていたのですが、想像していた以上に"エグい"試合でした…
デスぺがリングに入るなりクラークが椅子をデスぺに渡し、デスぺもこれに呼応するしてリング上で椅子での殴り合いが始まりました。
その後はすぐに場外乱闘になり、会場のあちこちの客席に突っ込んだり机にパワーボムをしたり顔面に椅子を振り下ろしたりと、試合の大半が場外で展開されました。
やっぱりこういう荒れた試合を間近で観れるのは小さい会場の特権ですね。
場外乱闘の怖さ、迫力を間近で体感できただけでも現地に来た甲斐がありました。
リングに戻ってからクラークはスピアーやNo Chaserなどの大技を決めましたがデスぺはなんとか耐えて中指を立てました。
それで完全にプッツンきたクラークが馬乗りで殴り続けて反則負けになりました。
現地で反則決着を見るのは初めてだったのでめちゃくちゃ興奮しましたね…
試合後にもクラークが机の破片でデスぺの頭をかち割ってマスクを剝いでおりデスぺもバクステでブチギレてたので、ぜひ今後二人のNoDQマッチを観たいですね。
それにしてもクラークのレフェリーへのスピアーはお家芸になってきたな…
第8試合
TJP vs ブレイククリスチャン。
テクニシャン同士の面白い試合でした。
中盤頃まではクリスチャンが優勢でTJPの肩を攻めていましたが、TJPの痛がり方とレフェリーのチェックの様子が異常な気がしたので、かなり心配になりました。
4月にジュニアのタイトルマッチでYOHが脱臼したこともあるので尚更です…
その後は試合が続行されたので恐らく大事には至ってないと思いますが、相棒のアキラも欠場した今、TJPまで欠場となるのは不憫でならないので無事を祈ります。
クリスチャンはテクニックに加え、観客をヒートさせるのもうまいなと思いました。
是非新日本に継続参戦してほしいです。
第9試合
メインイベントはSHO vs DOUKI。
先月の鹿児島大会のタイトルマッチでSHOが反則三昧でDOUKIに勝っていたので、今回はDOUKIが借りを返すのかなと予想してました。
SHOはDOUKIの入場を襲うために入場ゲートの前で待ち構えていましたが、DOUKIはそれを読んで反対側の入り口から入場し、SHOの背後を突きました。
その後は場外のゴミ箱にお互いぶち込み合っていたのですが、僕の席の間近で行われたのでかつてないぐらい興奮しましたね…
ジュニアヘビー級の選手といってもレスラーですから近くで見ると「ゴツいなあ」となりますし、怖くもなります…(笑)
その後はSHOのレンチとDOUKIの鉄パイプでの攻防も見ごたえがありましたね。
途中で高橋裕二郎が乱入してDOUKIにも攻撃を加えますが、ここはDOUKIも鉄パイプをSHOの首に食い込ませての土遁の術などで抗戦しました。
裕二郎は解説席にいたタイチによって排除されますが、タイチが助けに入るまでもたついたのがDOUKIにとっては痛手になったなとは思います。
ただ、最後はSHOがレガースに鉄板をしこんだ蹴りでDOUKIを攻撃してから、裕二郎から継承した"宇和島ピンプス"を決めて勝利。
SHOが勝った瞬間席を立つ人もチラホラいましたが、僕は嬉しすぎて恍惚とした表情をしてたと思います…
SHOの大阪人を煽り散らかすマイクもよかったです…
東京ピンプス改め宇和島ピンプスの説得力は前々から素晴らしいと思ってます。
裕二郎が怪我してからは滅多に使わなくなったので、正式に継承されてすごく嬉しかったです。
SHOも元々はパワーファイターですので、SHOにも合った技だなと思います。
あと、鉄板を仕込んでまで勝ちに行ったのはDOUKIの強さを認めていることと、彼には負けられないというSHOの執念を感じましたね。
DOUKIにとってはSHOは天敵になってますね。
その分DOUKIが勝った時のカタルシスはとんでもないだろうと思います。
終わりに
SHOをはじめハウスオブトーチャーのメンバーが勝つと(最近は負けても)、コントだの茶番だのTwitterやヤフコメで叩かれまくってますよね…
嫌いになるのは自由ですが、あたかも自分の意見がファンの総意であるかのようなコメントはするべきではないと思いますね。
例えば、「"ファンは"こんな試合求めてない!プロレスじゃない!」みたいなやつね。
ちなみに僕は今のSHOやハウスオブトーチャーが好きです。
ダークヒーローが増えていく中で悪を貫き続けるその姿勢が好きなんです。
SHOはベビーフェイスだった頃によくデスぺや金丸に相棒のYOH共々ボロクソ言われてました。
僕も当時はデスぺらの意見に賛同していて、「特にSHOはシングルだと面白いのにタッグだと微妙やな…」という感じでした。
その後SHOとYOHは袂を分かって数年が経ち二人とも魅力のあるレスラーになったと思います。
そんな二人がついにシングルのタイトルマッチを戦うというところで不運な事故が起きましたが、YOHが復帰するまでSHOにはどんな手を使ってでもベルトを防衛し続けてほしいです。