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紫陽花|詩

指先に
ふれてみる

こわれてしまいそうだから
また何も
言えなくなって

こんなだから
また
蝶の姿に
戻されてしまったのね

花に眠り
露をしのぶ


この世の
仮の宿りに

紫陽花が

また青から薄紅に
この胸を染めてゆく

#詩 #紫陽花 #お手紙

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