スターバックス福袋2021再販/福袋の販売方法を考える

集中して読書をするときにコーヒー屋さんに行くことが増えて、スタバやサンマルクの利用が多くなったこともあり、年末に案内があったスタバの福袋に応募した。けど、外れた。(昨年も確か応募して外れた記憶…)

1/7(金)に再販の案内があったので、当選してすでに開封した方の中身を確認させていただき、金額的なお得感はそれほどないけど、チケット6枚とタンブラー等2-3個が何気に欲しいなと思い、1/8(金)12時からの販売開始に備えた。

販売開始の12時直後、アクセス過多でサーバダウン、1時間以上経過したのち、復旧して、瞬間で完売する人気ぶり。

Twitterで状況を確認してみると、購入できて喜ぶ人と購入できず悔しがる人/スタバ嫌いになる人(福袋購入のためにプリペイドにチャージした人など)、スタバ福袋は興味ないけど争奪戦慣れしている人があるある的な感じのコメントがあった。

スタバのコーヒーは他のコーヒー屋さんよりも少し高いので、普段はあまり利用しない(自分はコンビニの100円コーヒーで充分な人)けど、じっくり店内で読書してone moreのお替り前提だとお得、お店によって違うけど、ゆったりと読書するのに適した椅子があるお店は大好き。

あと、元々スタバ自身もコーヒーを提供するだけではなく、空間を提供することも重要であると考えているので、自分としてはコーヒーだけだと割高だけと、空間も考えるとリーズナブルというイメージ。

スタバの福袋は毎年人気があって数年前は店頭販売のみで、転売ヤー買い占め問題が起きて、いつからか、事前抽選になった。事前抽選は公平だからよいと思う。で、今年の再販は先着で販売で即完売。

当然ながら、買えない人のほうが多くなるからTwitterでプチ炎上してしまっていたけど、スタバの経営方針を考えると、炎上商法的なことはやらないと思うので、なぜ先着販売にしてしまったのかわからない。

スタバに限らず、リーズナブルな福袋の販売方法を考える。

①最も良いのは申し込みした人が全員購入できて、転売も防ぐことができる受注生産方式、でも、在庫処分という福袋の特性上、申し込み分全ての福袋を準備することが難しいケースもあり、無理にやろうとすると、福袋向け製品ができて、品質やお得感が悪くなるデメリットもあり。

②次に良いのは、日常の利用状況に応じて、優先順位をつけるロイヤリティ方式。普段から頻繁に利用して、ロイヤリティの高い利用者に還元する目的でお得な福袋が販売できる。最近はアプリなどで日常の利用状況を把握(スタバだとスターの獲得数)することが容易になっているので実現可能性は高い。店舗側からすると、ロイヤリティの高い既存顧客への還元の他に新規顧客の獲得という目的もあると思うから、利用頻度で当選確率が高くなるとしつつ、新規分にも一定数を確保することで、新規顧客獲得もカバーできる。転売防止も可。

③3番目に良いのは、事前申し込み方式。申込時に会員登録で住所やクレカを登録させることで、一人複数申し込みを防ぎ、転売も少しは防ぐことができる。

④4番目に良いのは、当日店頭での抽選方式。一人1回の当たり/外れの抽選や、数が少ない場合は当選番号の抽選。こちらも不正を制限できる。けど、人数が多くなってしまうと、対応が難しくなる。

⑤5番目は先着方式。店頭・ネットのどちらにしても、一番避けたほうが良い。でも、お店側からすると、短期的には誰に販売しても同じということを考えると、ホントに欲しい人でも転売ヤーでも購入してくれれば良くて、運用も簡単。中長期で考えるとブランド毀損、ロイヤリティ顧客が育ちにくいという悪影響あり。

福袋に限らずだけど、昔の裏原アパレルや今のSupremeなど販売数を絞って希少性を強調する販売はブランド戦略としては理解できるけど、消費者の立場としては嬉しくない。ブランドならではの特別感は欲しいけど、定価の何倍になってしまうほどの希少性は不要。販売開始直後は欲しい人の大半が購入できて、買い忘れてしまった人や後から欲しくなっても数割程度のプレミア価格で買えるくらいの流通量が良いと思う。

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