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気づかなかったプロ野球開幕と、イタリア代表敗退と。。

桜が東京では3〜4分ぐらい咲いている。平日の忙しさによる影響なのか、最近のサッカーワールドカップ予選の影響(日本の7大会連続出場決定、イタリアの敗退)なのか、3回目のワクチンの副作用の影響なのかプロ野球の開幕の存在に気づかなかった。。気がついたら我がヤクルトスワローズが昨年最後までセ・リーグの覇権を争った阪神に激闘の末、開幕戦に勝っていた。昨年の開幕カードも同一カードで3連敗を喫していたので1勝したことでだいぶ心の余裕がうまれている。しかし気づかないとは。。昨年の日本シリーズ第3戦を生で観戦した者としては不覚の致すところ、である。

 そして第二戦の本日(3/26)は高橋奎二の快投と絶好調サンタナの打撃により0-6の快勝であった。阪神は4番に佐藤を据え、先発は3年目の小川だったが軸が今のところ弱い印象。
 野球以外でいうとJリーグでJ2の第六節が行われた。J2は予想が難しいから面白い。今節もまさか2位の仙台が4位の町田にホームで0-3で負けるとは思わないし、5節まで2失点だった群馬が新潟に対し1試合で3失点するとは思わない。また、開幕前に評判が良かった長崎が20位と苦しんでいたり、大宮が22位だったり昨年は松本が最下位でJ3に落ちたり、本当に予想できないことが起きるので正直J1よりJ2の方がドラマチックだと思う。あまりに調子が良いと夏にJ1だったり海外に選手が引き抜かれるし、ある程度の選手層が必要だったりするのでマネージメントが難しい。昨年優勝したジュビロも途中で伊藤がドイツのシュトゥットガルトに抜かれてマリノスから同じ名前の伊藤を引き抜いたりして戦力を落とさないように対応していたが、シーズン途中の選手補強が重要になってくる。うまくいかないとジェフのようにJ2沼にはまって10年以上J1に戻れない。現状ジェフは14位であり開幕ダッシュに失敗していて今年も厳しいのだろうか。

 予想がつかないことといえば大宮で稀な事象が発生した。先発GK南が負傷して、控えGK上田に交代したが、こちらも足を負傷。なんと今節初先発のDF栗本選手が後半途中からGKとしてプレーしたのだ。試合は先制していた大宮がロスタイムに失点して岡山とドロー。急造GKが出場した割には良いできだったと思うが、大宮は未勝利で22位で最下位と苦しんでいる。

 ワールドカップ最終予選でイタリアが北マケドニアに敗れるというまさかの出来事が発生して間もないのだが、本当にサッカーは難しい競技だと思う。まず、1チームのプレーヤーの数である11は結構多い。バスケットの5人、野球の9人に比べると個人の力量によるチームへの貢献度は低い。何が言いたいかというと、突出した一人の才能よりもサッカーにおいては勝敗を分けるのはチーム力の方が重要だ、ということだ。個々人の能力、経験値などを考慮するとイタリアと北マケドニアでは明らかにイタリアの方が上回っていた。だってイタリアはEURO2021を優勝している。前年にヨーロッパチャンピオンになっているのだ。チーム力だって個人のレベルだって上だったはずだ。しかし北マケドニアにワールドカップが懸かった公式戦で負けたのだ。プレッシャーだったり、若手の不足だったり敗因はいくつかあると思われるがいずれにせよサッカーは一筋縄ではいかないということだ。マンチーニが作ってきたイタリア代表はファミリーのようでとても仲が良くて有名だが、極度のプレッシャーの前では萎縮してしまったということだろう。百戦錬磨の選手たちでもこのような状態になってしまうのだから、サッカーとは難しい競技である。今後もサッカーを語るうえでこのイタリア対北マケドニアはよく引き合いに出されるのではないかと思った。メッシだったり、クリスティアーノ・ロナウドだったり、スーパースターの限界説もでてきているし、昨今の強いチームは戦術がしっかりして前線の選手もプレスをしてアスリート能力が高い選手ばっかりで、サッカーも年々変わっていくだろうが、11人も選手がいるので全員モチベーションが高く同じ方向を向いていることが重要であることは変わりない。監督の手腕やらチームスタッフのレベルも問われていくだろうな。

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