恋愛恐怖病

※素敵な画像はよしだゆう様にお借りしました。ありがとうございます。

恋愛がうまくいかない。

片思いのときは楽しい。好きな人が視界に入っただけで嬉しいし、話せたら幸せだ。その人好みになりたいし、相手のことをより深く知りたくなる。本当に、楽しかったのだ。でも、付き合ってみるとうまくいかない。徐々に歯車が噛み合わなくなって、バラバラになる。付き合いたては良かったのに。

原因として、頑張りすぎてしまうことが挙げられるだろう。相手が嫌な気持ちにならないように、自分を抑え付け過ぎてしまうのだ。気を遣われた相手は調子に乗るか、遠慮する私に怒る(優しさゆえに)。私も自分を偽りすぎて疲れてしまうし、まさに共倒れである。だって、素の私を愛してなんて言えない。暗いし、ガサツだし、気分屋でめんどくさいし。烏滸がまし過ぎる。私にとって、偽ることはメイクと同じ。外に出るときに必須の武装だ。素の私を見せて、拒否されることが恐ろしい。なによりも相手を不快な気持ちにさせたくない。これって恋愛感情じゃなかったのかな。恋人と私、何もかもが違った気がする。

2つ目の原因は、情緒の不安定さ。偽っている部分が解れて、相手にぶちまけてドン引きされたことがある。病んでるときにLINE返しちゃ駄目だね!!! でも引かなくたっていいじゃない。

更に私、性欲が湧かないのです。相手はその気なのに、拒んでしまう。どうしてだろう、と考えても答えは出ませんでした。そういう生き物に生まれてしまったのでしょう。勿論、性欲がある人を否定するつもりはありません。周りに迷惑をかけなければ良いと思います。

そういえば、恋人に特別扱いされても嬉しくなかったです。申し訳なくて、消えたくなった。私は人に特別扱いしてもらえるような生き物じゃないから。誰かの特別であり続けることって難しくないですか? "特別"という言葉が重たい。

ここ2年ほど、恋愛はしていません。人を好きになるってどんな感じだったかしら。寂しいような、気が楽になったような。

でも恋愛小説は書く。

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