見出し画像

製材機の巻き込み止め調整方法

いつもお世話になっております。
(有)岩崎目立加工所従業員のTです。よろしくお願いいたします。
今回は9月4日に公開した動画の内容を解説します


製材機の巻き込み止めの調整方法
https://youtu.be/nROJasOAK1I
(有)岩崎目立加工所HP
http://metate.co.jp/
YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCzpmI8V3in30rEAcr9gZKGg
Twitter
https://twitter.com/youtubet11
Instagram
https://www.instagram.com/iwasaki_bandsaw_filing/?hl=ja

画像1

さて、解説しますが
この解説よりも動画の方がわかりやすいです。

バンドソーの左にある黒い板状の物が巻き込め止めのゴム板です。この機械の純正品。ただこの向きでは止めても引き込む可能性が有るのですが・・・

画像2

巻き込み止めを調整しないと『木っ端』『異物』『機械部品』をバンドソーとプーリーで挟んでしまい【歪(ひずみ)】を発生させます。
【歪】は挽き曲がりの原因!
また、挟んだ際に帯鋸やバンドソーに『キズ』を付けてしまうとこのように『ワレ』を発生させます。『ワレ』が発生しますと修理ができますが、修理しても新品には戻りません!修理した箇所は必ず脆くなります。『ワレ』が新たな『ワレ』の温床になりますし。板厚の変化などで挽き曲がりの遠因にもなりかねます

画像3

巻き込み止めの調整方法
ゴムの場合
バンドソーに接触させる。ゴムなので接触した面は削れて行くので刃先の心配はしなくても良いが、削れやすいので要注意。こまめな調整が必要

木や金属の場合
バンドソーとの隙間を1㎜以下にする。ただしセリ同様の0.3㎜以下にしたら接触して不具合の発生原因となります。素材が硬いので刃先に対するケアが必要。巻き込み止めの刃先に当たる部分は切り欠きを必ず行う必要がある。

画像4

始めのほうに巻き込み止めが下向きなので・・・と話をしたが改造を勧めます。刃先に向かって勾配を付け、上から落ちたものを排出するような機構にすれば溜まることもなく、引っ張り込むこともない。

セリを使った裏技!
これは動画を見て確認してほしい!
上の画像にヒントはあるが、この画像だけでわかった方は物凄い人です!

以上で動画の内容を終わります。
私が言いたいのは帯鋸の『挽き曲がり』『ワレ』この原因は帯鋸やバンドソーだけではないことです。このことを皆様にわかっていただけたら幸いです。

それではまた次回の更新をお待ちください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?