ずっとうっすら悲しい1年

4回目の人工授精もダメだったので、来年から体外受精に挑戦する。3回目が終わったときに「もうこれは無理だな」とわかってたからそれほど落ちこまなかったけど、私は自然妊娠できない身体なんだと思うとじわじわと悲しくなってしまった。


思えば不妊治療を始めてから、ずーっとうっすら悲しかった。なんの不安もない日なんて本当に少ない。両親に不妊治療のことを話すときは今でも泣きそうになる。


私の今年の漢字はなんだろうって考えたとき、すぐに『無』だなって思った。去年の同じ時期、来年こそは妊娠してるはずって信じてて、でも結局できなかった。私の目標なんて妊娠することしかなかったのに。
妊娠できなかったから『無』だよって夫に話したら、「病院に通い始めて人工授精も挑戦したし『挑』じゃない?」って言われて、そっか、『挑』でもいいかもなと思ったけど、でもやっぱり私の漢字は『無』だな。前向きに考えられる夫はすごいと素直に感心した。さすが。


体外受精の挑戦はちょうどシフトが切り替わる時期だからリーダーさんに伝えてなるべく休みを入れさせてもらったので、そこは少し気が楽。でも具体的な日にちなんて結局近くならないとわからないから、急に休まなきゃ行けない日も出てくるだろうけど。


ずっとうっすら悲しかった1年だったけど、クリスマスはロピアの惣菜を好きなだけ買うという小さな夢が叶った。いつも美味しそうだなーって気になってたんだよね。一日では食べきれなかったけど満足!あと、中古で買って1度もやってなかったマリオパーティも2人でできたのでそれもよかった!昔のミニゲームも入ってて懐かしかった。
1人で旅行にも行けたし、夫とも初めて旅行に行けた(未だに夫とか旦那さんと書くのに違和感がある。いつになったら慣れるのだろうか)。


悪いことだけじゃなかった1年だけど、妊娠してお正月を迎えるという夢は叶わなかった。どれだけ神頼みしても、私の身体に欠陥があるなら自然妊娠はできない。もう来年の体外受精に望みを託すしかない。
今周期は病院に行かなくていいので、それだけは嬉しい。予約が入れられるか、仕事が休みの日かって考えるのは結構ストレスだったみたい。こうなったらお正月はお酒たくさん飲むぞー!!美味しいものもたくさん食べるぞー!!

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