流産しました

9週3日目。初めての産婦人科受診。そこでの内診で心拍が止まっており、稽留流産と診断されました。

赤ちゃんの大きさは9週くらいだということで、心拍が止まったのはつい最近だろうとのこと。前に見たときより形が赤ちゃんみたいになっていて、あ、こっちが頭だなってわかったのに、動いてなかった。


泣きながら流産手術の説明を聞いて、血液検査を待っている間につけていたマタニティマークを外した。もらってからしばらく経っていたのになんだかつけるのに抵抗があって、でも産婦人科に行くんだからと朝に初めてリュックにつけたのに。もうお腹の赤ちゃんは動かなくなっちゃったから。でも受付していた人がバッグにマタニティマークをつけているのを見てさらに悲しくなってしまった。たくさん女性がいて、子ども連れの人もいて、でも泣いてるのは私1人で、きっと他の人にはちゃんと赤ちゃんがいるんだなって。


2回目の心拍確認が終わっても、なんだか実感がなくて、職場のいろんな人に妊娠を知られてるのに気まずさを感じていた。体調が悪かったのもあるけど、赤ちゃんの成長が見られるアプリも入れたのにあんまり開けなかった。妊娠したことに喜びよりもずっと不安の方が大きかった。


だけど心拍が止まっているって聞いたら、信じられないくらい悲しくて涙が止まらなかった。病院の中ではなるべく我慢しようと頑張ったけど、車に乗った瞬間、声を出して泣いた。家に帰って、大声で泣いた。大人になっても「うえーん」って泣くんだなって頭の片隅で冷静になりながらも、外に聞こえたらどうしようってくらい泣いた。


私はちゃんと妊娠したことが嬉しかったんだな。それで、この間までは動いてたのに、形がはっきりしてきたのに、それがなくなってしまったことが悲しいんだ。


母子手帳ももらいに行って、ケースも買って、職場の人に予定日を伝えたばかりだったのにな。


やっと妊娠できたのにな。みんな喜んでくれたのにな。また移植からだし、薬もやらなきゃだし、そもそもいつ移植できるかもわからないし。もう36歳になっちゃうよ。


どうにもならないから、少し落ちついてから夕飯の惣菜を買いに行った。食べたいもの食べてやる。甘いのだって買ってやる。もう食べるしかないもの。


あーあ、ちゃんと赤ちゃん抱っこできるときがくるのかな。
そして私はやっぱり、嬉しいことはすぐに書けないのに、悲しいことはすぐに書いてしまうんだな。でもこうやって気持ちを整理しないとずっとぐるぐるしたままだから。今はいっぱい泣いて、好きなもの食べて、ゆっくり休もう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?