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エッセイ:好きなおかずの話-その肆

 味噌汁の具や煮物、おつまみなどいろいろなアレンジができて栄養価が高い「油揚げ」が好きだ。薄揚げを50秒ほど600Wの電子レンジでにかけた後、油をひかずにそのまま両面をフライパンで焼く。カリッときつね色になったらOK。一味唐辛子、小口ねぎを散らせば、立派なおつまみに!(大根おろしがあれば、なお良し)。さらに、私は「ゴマ油」をひとまわしする。

肉汁……じゃなかった。いわば「豆汁」があふれる。

地元は消費量、全国トップクラス


 ちなみに私の地元は「油揚げの消費量(購入金額共に)が全国トップクラス」と言われている。その理由には諸説あるのだが、寺の精進料理として食べられてきたものが、家庭にも伝わったのが有力説と言われている。

 そんな、油揚げ好きな地元民に特に愛されているのが坂井地区の「竹田のあげ」。脇役と思われがちな油揚げ。しかし、こちらの油揚げは「主役級」のインパクトなのだ。多くの人は「油揚げの価値観が変わる」という。
とは言え、私も店舗には行ったことがない。いつか、実際に行ってみたい。
少し、値段が張るので、年に3〜4回ほどしか食卓に登場しないが食べれば納得のうまさだろう。一度、炊き込みご飯に使ってみたが激ウマだった。

ある肉味噌レシピが生んだ我が家の定番おかず

 某動画サイトで「肉味噌」のレシピを色々と探していたある日。
分かりやすく解説していた動画があったので、参考に作ってみた。
みりんのコクと甘みと私なりのアレンジとして加えた「おろしにんにく」がめっちゃくちゃ好みの味だった。以来、たびたび作るようになった。

 肉味噌に合うんじゃないかと思い、厚揚げに合わせてみた。はい、優勝。
この時につかう厚揚げはこれまた地元企業が製造・販売している「おたとうふ」の厚揚げを使う。いろいろな厚揚げを試したけれど、これが一番いい。
私はピリ辛が好みなので、ラー油(唐からし入り)を味変として加える。


カルシウムが豊富で栄養価も高い万能食材、油揚げ。しかし、ご飯がススムメインのおかずになるとは、自分で作っておきながら驚いた。白飯泥棒だ。

次回へ続く…🥢🍚



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