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南極料理人の話

毎日投稿5日目

今日は、僕の好きな映画作品をひとつ紹介します。

皆さんは、『南極料理人』という映画をご存知ですか。


堺雅人さん主演の映画だ。

南極の中でもとりわけ僻地にある観測基地で1年間を過ごす観測隊員達と堺雅人演じる料理人の生活を描いている。

観測基地の周辺には、ペンギンやアザラシはおろか、ウイルスさえ存在していない。そんな極限ともいえる環境での男達の生活。

一見、ヘビーなストーリーを想像するが、真逆だ。


この作品はユーモアに満ちあふれている。


男たちが働いて、メシを食う様を『そのまま』覗き見る。それだけなのに、なんともいえない味わいを内包している作品だ。オジサン達のユーモアあふれる日常生活や、南極ならではの不便さ、家族や恋人と会えない寂しさが良い塩梅でミックスされている。

良くも悪くも重厚なストーリーではないので、肩の力を抜いて見ることが出来るのもいい。

恋人や家族の団らんにはピッタリだ。笑いどころが沢山あるので、飲み物を口に含む際には注意。


また、堺雅人演じる主人公が作る料理がこれまた美味しそうなのである。

食事は隊員達の最大の楽しみだ。

堺が振る舞う料理は、玉子焼きやおにぎりといった、ごく普通の家庭料理がほとんどだ。

にもかかわらず、隊員達は高級肉を食らうがごとく美味しそうに食べる。観ているのちらの空腹が促されるほどに。

なかでも中盤で登場する、とあるビックリ料理のインパクトは脳裏に焼き付いて離れないこと必至だ(是非その目で確かめてほしい)。

働いて、メシを食う。そのアタリマエの幸せたるやを再確認させられる。

ラストの堺雅人の一言もシンプルだけど大きなインパクトがある。


南極のおもしろさ、

オジサン達の生活のおもしろさ、

食事というもののおもしろさ。


もうすぐ春は来るけれど、もうちょびっと冬感を味わうのもオツなもんですよ。

アマゾンプライムで観れるので是非。


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