見出し画像

辺境のオーバー・ザ・サン偏狂感想日記 Ep.79

2022.4.1アップの回。

美香さんの人間宣言がなされた記念すべき回。
ホームページもシックで見やすいデザインで素敵です。

退職数日前の話

退職日前は私物が多い己を憎んだことを思い出しました。
また、私は円満退社をしたことがなく(急に重いスタート)、抑うつや適応障害となり、逃げるようにその職場から消滅するように退職した経験しかありません……。
自分以外の、お世話になった方を送別する送別会は好きですし、花束やプレゼントをお渡しして送り出したい。でも、自分のこととなると違うのです。
上記のような理由で退職しているのも一因かと思いますが、時間と費用を割いて頂くのが申し訳ないので送別会もお花もお断りしたくなってしまう。
とにかく申し訳ない、自分なんかに手間を割かせてしまって、貴重な時間を奪ってしまって…。

無意識でしたが飛び出しましたね、「自分なんか」が。書きながら「でたぁ!(cv.大山のぶ代氏)」が脳内でこだましました。
冷静に、フラットに自分を見つめるのは難しいですね。何かに所属するとスタート地点で既に一番後ろにいるので、何をするにもどなたかの背中を負いながらアドバイスを仰ぐ事になる。必要なことなれど、負い目引け目を自ら混じらせてしまうんだなぁ……。
立つ鳥跡を濁さず、上手に円満退社できる方、すごいです。

私のアナザースカイ〜もう一つ拠点が欲しい〜

今ある部屋以外に、隣とかでもう一つ部屋を借りたい気持ち、大変分かります。
誰かと暮らしていて、ちょっとしたことがきっかけで嫌な気持ちになった時、避難所として鍵の異なる部屋があると思えると安心感を持てる気がする。もう一つの部屋はホテルのようにものを必要最低限のものしか置かないようにする演出も大切。
特に何もなくてももう一つの部屋を夢想することがあるので、共同生活もしつつ、一人暮らしもしたいという嗜好なんだろうなぁ私は。



石垣島に行くことによって「今の自分が好き」と言える環境を切り拓かれた互助会さん、素晴らしいです!
筆舌に尽くし難い困難の数々を乗り越えて、二拠点生活の夢も見つけられたり、家の中で切り替えられる場所を作られたり。
グッと押しつぶされても腐らない、開拓者精神がそこにはある……。



二拠点生活を考えることはあっても、「そこにいる意味を考えてしまう」という美香さん。

美香さん:
誰も知らない土地で、一人で暮らすのは多分私できないんですよ。
誰かとつながりがあって、何かをしていてみたいな関係性がないと多分住めないと思う。

スーさん:
じゃあ、とにかくほっといてくれってわけではないわけだ。

美香さん:
そうそうそう、そうです勿論。

52:25〜 美香さん


大学進学後、仕事で何箇所か引っ越しをし、たまに帰る実家のある土地が私のアナザースカイなのかなと漠然と思っていました。
家から緑を見ているとホッとできるし、人のざわめきが遠くなるので、心がざわつくことも減っているように感じられる。
だけど、実家のある土地では家族とのつながりしかほとんど残せておらず、辛い出来事から逃げたくて出てきた私にはここで新しい関係性を築くことに怯えのようなものを感じています。
この感情は、またあの頃のような人と出会ってしまったらどうしようとか、私自身が過ちを繰り返してしまうのではないかとか、過去に後ろ髪を絡めとられて振り払えていないから。
家族がこの世から旅立った後も、この実家の「あった」土地に帰って何かをしていきたいと思うのか。
幸い暗い過去だけでなく、楽しい思い出も多く詰まった場所ではある。その思い出は現在進行形で更新されている。
どうしていきたいか、どうなっていきたいかは、残された時と自らの考え方次第。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?