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辺境のオーバー・ザ・サン偏狂感想日記 Ep.121

2023.1.27アップの回。


なんだかとっても、じんわりいい感じです。

プラセボ効果もあるし、何がどういう機序で発露するのか。素人目には分からないところありますよね。

あくまで!本当に!個人の感想なのですが、アミノバイタルをなんとなく疲れたかも……とうっすら自覚が芽生えているときに摂取すると、段々とその自覚が薄らいでくるんですネェ不思議ですネェ……。

2023年2月18日は、美香さんの発刊記念日

拝読しましたよ……「一旦、退社。」
どのようなことを思って切り取られたのか考察したくなるお写真と、美香さんの目から見た日々が綴られた文章がまとうリズムの心地よさ。
お話しすることを生業とされてきた美香さんだからこその文字間のブレスだったり、読むときの流れなんかがあるんだろうなぁ……と勝手に想像しております。

書くことは思考の整理、感情の整理、澱みからの解放、より深い考えへのきっかけ。いつでもどこでも行える、自分で自分を見つめて、ときには癒しになる行為。

それが、無作為に箱に押し込められ、用意されているであろう模範解答や採点基準に合うようにだけ書こうと思うと、途端につまらなくなる気がしてならないのですが……。味気ねぇ。
文法やルールを教わったら、あとは自由にしてって難しいのかなぁ……。
カリキュラムに則って評価しなければいけない側の苦労も推して測るべし。
しかしながら、誰も幸せになれなさそうだぜ、君のことさ。
夏休みの読書感想文さんよ。

美香さん:
あなたが前に「書き手を増やしたい」ってことを言ってたんだけど、
あれって、なんか「自分が今どういう状態なのか」とか、「世の中の人はどういう状態なのか」とかを、書くことによって皆気づき始めるっていうか。

スーさん:
せやねん美香ちゃん。それやねん。
 
美香さん:
私は書き手ではないし、喋り手でもないし、うなずいてばっかりだから、なんか自分が今思ってることとか、自分がこうしたらいいのにっていう思いとかを形・パッケージにして出すってことなかったんだよ、今まで。
 
スーさん:
それをしないで進行管理をスムーズにするっていうのが局のアナウンサーの仕事ではあったからね。
 
美香さん:
でも、局のアナウンサーでなくてもそういう立場の人っていっぱいいて、多分もやもやっとしたまま、「別に良いのかな」ってずーっときてるところに、多分このあなたが言っている書き手とか表現する人とか増えるってことは、そうなんだと思います。なんか、思いが出ていくってことなんだと思います。

スーさん:
なんか、私はこの社会で「私が〇〇(ここには属性が入る)だから」っていうことで、その属性のせいで嫌な思いをしたことがないっていうことを言う人がいるんだけど、多分それって詳らかに書いていくと、社会で生きてるんだったら多分そんなことはないわけよ。
とか、このことについてすごく頭にきてるっていうけど、なぜ頭にきてるかってことを詳らかに書いていくと、そのうちの原因の一部が自分にあったりするとかっていうのが分かるんだけど、普通に生活してたら分からないんだよね。
書いてみて、人に見せるって思うと、ある程度正直には書かないといけないし、でも、なんだろ、言いたくないこともあったりするわけじゃん。
でも言いたくないことがあるってことと自分は向き合わなきゃいけないわけじゃん。書かなくても。結構ね、カロリー使うよね。
 
美香さん:
いやすごいです、人と話すのとも違う…
 
スーさん:
いやぁ違うのよ、全然違う、これ面白いよねぇ
 
美香さん:
すいません、私ちょっと入り口でそう思いました。
 
スーさん:
友達とかに愚痴ったりとか、あと、すごい傷ついて人に話を聞いてもらったりとかともまた違うんだよね。書くっていうさ……。
私はよく「脳外上場」って言って、脳から外にまず出せって言うけど、イヤな思いも楽しい思いもどんな思いも、まず一回自分の中から外に排出することで見えてくるものってあるんだよ。
あと、切り離せるのもある。イヤ〜な思いとかも、書くことで切り離したりとかもできるっていう。

17:30〜

「書き始めた頃」と「書き終わりの頃」では、文章中に登場していた人物の印象や解像度が異なっていった、という美香さんの言葉にも、頷きまくりました。
主観でガチガチになりやすく、それが苦しいと思う自分には、本当に書くという行為はうってつけなんだよなぁ……
会話によって、別の方の視点が入って整理されることもめちゃくちゃある。
とにかく、自分の中から外に出していくことが大事ってわけで。

美香さん、一冊で断筆と仰らずに、美香さんの文章を我々に見せてくださいませ。


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